麦の茎数調査

 田んぼの鴨対策で手間取っていて、麦の追肥が遅れています。鴨対策も終わっていませんが、父に追肥をお願いするために生育調査を優先しました。

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 1平米の茎立ち数で施肥量を決めます。困ったことに本格的に麦を作るのも初めて、使った播種機も初めてで、除草のための条間を探るために色々な条間で蒔いてしまったのと、播種機の調整がわからなくて播種量も条によって違います。

 仕方が無いので幅1メートルで紐を張り、全幅の茎数を数えました。

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 条で茎数がかなり違いますが、もう穂が出はじめています。

 真四角ではないので場所で条数も違いますが、真ん中辺りで23条あります。数えた結果は北側の条から幅1メートルで以下の通りでした。

1) 255
2) 147
3) 94
4) 109
5) 229
6) 256
7) 94
8) 150
9) 152
10) 124
11) 257
12) 275
13) 162
14) 193
15) 88
16) 151
17) 218
18) 271
19) 186
20) 156
21) 72
22) 127
23) 241

 播種量が安定していなかったこともあり、条によってずいぶん違いがあります。畑(減反田)の幅は16メートルでしたが、両端に排水溝を掘る分を開けてあるので15メートルとすると1平米当り267本となりました。

 慣行栽培の目標茎数は700本とのことなので、試験栽培と行っても少な過ぎる気がします。もう1枚の減反田は、播種機を再調整してから播種したので、そちらも数えてみないとわかりませんが、条間を70センチ以上取っているところもあるので、ある程度はしかたありません。30センチ前後の条間で除草できることが確認できれば、倍ぐらいにはなるからです。

防鳥網張り4日目

 注文していた防鳥網が到着しましたが、午前中は役員をしているNPOの幼稚園の総会でした。理事会もあって1時半頃帰ってきました。残念ながら雨ですが、少しでも網を張らないと種籾がどんどん鴨に食べられてしまいます。会社の人が1人手伝いに来てくれたので、合羽を着て防鳥網張りをすることにしました。

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 雨の田んぼで準備するのも大変なので、事前準備は家の中でやることにしました。ただ30メートル以上の長さです。

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 そんな大きな家ではないので、一番広い部屋でとぐろを巻き、廊下まで延々伸びてUターンしています。網の両側に、田んぼの真ん中に張った場合も引っ張れるように、マイカ線を通しました。

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 田んぼで拡げるための引き紐もつけ、運搬のためにまとめました。

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 雨の中田んぼに到着。手前1/3もネットが張れていません。しかも大分垂れ下がっています。

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 両側に分かれて、綿マルチをあまり引きずらないよう、引っ張り合って水面から離しながら張ります。

 めくれているところがあります。風で煽られたのかと思い、棒で直したら、鴨の足跡が。鴨のおかげでめくれたようです。

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 午後一杯かかって、やっと1枚張れました。これで半分ぐらいは防鳥網がかかったことになりますが、まだ垂れ下がっていたりして完全ではありません。暗くなったので、直すのは明日以降に。

防鳥網張り3日目

 タイトルは突然「3日目」ですが、昨日までも鴨と風にやられたマルチを直しながら、防鳥網を張ってきました。昨日でマルチは直し終え、今日からは防鳥網張りが中心です。

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 昨日大工さんと張った大きな防鳥網。全体の1/4ぐらい覆えました。

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 端は畦に杭を打って直接留めています。残念ながら注文した防鳥網はまだ来ないし、出張なので時間もあまり無く、手直しが中心です。

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 奥に張った1枚目は失敗してこんな状態。でも鴨の邪魔にはなるでしょうから、少しは効果を期待しています。

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お布団修正2日目

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 午後はミーティングなので、4時起きでお布団の修復です。昨日暗くなって来た時に、ずっと流されたお布団を水面まで引っ張って来ておいたのですが、また強風にめくられてしまい、またずっと先のお布団の上まで吹き飛ばされています。かなりひどい状態です。観念して端から直し始めます。

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 午前中しか時間がなかったので、全部は終わりませんでしたが、一応全部のお布団を水面に浮かべることはできました。まだ少し交差した部分が残っていますが、明日対応します。

玉葱植え付け11日目

 延々続いていた玉葱の植え付けですが、やっと先が見えてきました。

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 こういう針のような小さな苗も植えておけば小さな玉になります。大きく育った苗は、春先植え替えれば大きな玉になります。

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 マルチを張った畝には全部植え終わりました。例年はマルチを張らずに露地に植えていました。今年は苗の本数が少なかったのと、来年麦の刈り取りと玉葱の除草の時期が重なるので、手間が無くても大丈夫なように久しぶりにマルチづくりにしました。手前は針苗を植えたところ。まだ苗が残っているのですが、少しなので、マルチの脇の露地に溝を切って植えて行きます。後は赤玉葱の苗だけですが、出張があるので出かけなければなりません。今日終わると思っていたのですが、残念。

 何と! 出張から帰って来たら、パートナーが赤玉葱の苗を植え終わっていました。11日目にして植え付け完了です。これで稲刈に移れますが、残念ながら明日もお客さんと出張です。

玉葱植え付け10日目

 今日で玉葱を植え終わるかと思っていましたが、とても終わりそうにありません。

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 マルチに植え終わってしまいました。畝間が広過ぎるので、同じ品種が植わったマルチの横に、溝を切って植えることにしました。例年はマルチを張らずに溝を切って植えています。

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 遠くの高い山はもう雪化粧です。

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 溝に苗を植えています。

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 近くの山の紅葉も間もなく終わり。大分茶色くなってきました。明日には植え終わって欲しいものです。

麦畑に表面水が

 昨日はかなり激しい雨でした。減反田2枚で麦、1枚で玉葱を作っています。もともと田んぼなので水が抜けにくく、湿害が出やすいので心配していました。3枚とも弾丸暗渠は引いてあります。でも余裕がなく、明渠と呼ばれる排水溝を掘ったのは玉葱畑だけでした。

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 麦畑を見に行くと、やはり一部に表面水がありました。手が空いて畑が乾いたら、排水溝を掘ってやらなければ。

 幸いもう1枚の麦畑には表面水はありませんでした。

塩田平便り:麦の芽も出て玉葱の植え付け開始

 塩田平をとりまく山々もすっかり色づきました。幸い必ずしも気温が低いわけではなく、氷点下にもならず、霜も降りない日も結構あります。この1週間は、出張や村の行事が多く、1日塩田平にいることができたのは2日だけでした。出張中に友人が手伝いに来てくれたので、玉葱の植え付けが進めばと期待していたのですが、稲刈が遅れている田んぼの稲架が強風で倒れてしまい、その掛け直しに時間を取られたとのことで、玉葱までは辿り着けなかったとのこと。でも残った南瓜や小豆の収穫をしてくれたので、懸案は大分減りました。稲刈の遅れで他の作業が大幅遅れになってしまい、わが家だけいつまでも終わらない秋の農繁期です。

 稲刈は気になりますが、細かいことを言わなければ米は待ってくれます。冬越しの玉葱やニンニクは遅れ過ぎると全滅してしまいます。週末1日家にいられたので、玉葱のマルチ張りをしました。管理という小型の耕耘機で、マルチャーという機械を付けて引っ張ると、あら不思議、するするとマルチが張られて行きます。手作業だと、3人がかりで1時間に20メートルぐらい張るのが精一杯です。ちょっと強い風が吹くと作業中止です。それが風があっても1人でもっと張れてしまうので、大変便利な機械です。その間に、父とパートナーには玉葱の苗取りをしてもらいました。1列張れればもう植え付けられるので、取り終わった苗を植えてもらいます。

 その間も次の畝にマルチ張りです。ただ、張り始めれば早いのですが、次の列に移るにはかなり時間がかかります。斜めに張り始めてしまうと、向きを直すのも大変です。それに事前に畑を細かく耕しておかなければならないので、不耕起農法では使えません。畑や作物で使い分けることになります。それでも苗を植え付けるよりははるかに速く、暗くなるまでに5畝にマルチを張ることができました。翌日から村の行事で出かけましたが、その間にもう1畝苗を植えてくれていました。父の記録によると、昨年は11/4に玉葱の苗を植えたそうで、例年より1-2週間遅れています。行事から戻って残りのマルチを張り終わり、次の品種の苗を取って、パートナーと一緒に植えました。ここまでで苗の約1/3を植え終わりました。

 引き続き玉葱を植えたいところですが、ニンニクの植え付けも途中で止まっています。困ったことに春先に収穫し損なった株がかなりの数あり、そこから自然に芽が出ています。マルチの小さな穴から、5本も10本も芽が出ているので、このままでは大きくなりません。掘り出して1株ずつ植え直しました。芽が出る前なら簡単なのですが、何倍も時間がかかります。でもせっかく芽が出たのを無駄にしたくありませんし、自然に合わせて成長している株の方が、こちらの都合で好きな日に植えた株より良く成長してくれるのではないかと思います。半日かかって半分しか植え替えられませんでしたが、あと一息なので明日も早起きしなくては。

 心配していた麦の芽も無事に出ました。播種機を使うのも、ユメカオリという品種を作るのも、そもそもこれだけの面積麦を作るのも初めてだったので、ちゃんと発芽するか心配していました。機械蒔きの場合、砕土率や播種深度は機械任せになってしまい、芽が出てくれるまでちゃんと調整できて蒔けているか発芽するまでよくわからないのです。1枚目は芽の出方に、かなりムラが出来てしまいました。2枚目は1枚目でいろいろ調整してからかかったので、大体揃って発芽してくれました。1枚目は、もう少し待ってみても発芽しないところは、手作業で追い蒔きすることになりそうです。いろいろと遅れていますが、白菜などの冬野菜も大きくなってきました。それなりに何とかなりそうです。

玉葱植え付け4日目

マルチを張ってから出かけたので、留守の2日間に、父とパートナー、それに友人が玉葱の植え付けを始めてくれました。

というわけで、今日は植え付け4日目。マルチを張り終わっていないので、マルチ張りからスタートしました。

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ところがあとちょっとでマルチ張り完了というところで、マルチャーに異常発生。

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土寄せの部品が脱落しています。ナットが緩んで落ちてしまった模様です。不思議なことに、作業ズボンのポケットにナットが。

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元々付いていたものとは違うナットなのですが、山は同じらしく、工具無しでも途中まで締まりました。作業を続けられそうです。今朝いつもと違う作業ズボンを履いてきたお陰ですが、不思議なこともあるものです。

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マルチ張りが終わったらもうお昼過ぎ。管理機とマルチャーを片付けてお昼に帰ります。

午後は苗取りからです。

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大分雑草が出てしまいましたが、苗は何とか育ってくれているので、本数は足りそうです。1品種苗取りが終わったところで減反田に植付けに行きます。植え付けが遅れているので、1日でも早く植えたいのです。

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今日取った苗を植え終わった時にはほとんど真っ暗。8本張ったマルチの長い方から2本、面積で言うとこの減反田の4割位を植え終わったことになります。ここまでで植えたのは早生と中生の苗だけです。主力の晩生はこれから。

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針のような苗も、畑の端に植え付けた様子ですが、見えるでしょうか。小さな苗でも、畑の端に密植しておけば小さな玉葱になります。

育苗した面積から言うと、1/3位の苗を植え終わりました。育った苗の本数が今一つだったので、狭い方の減反田で玉葱を作ることにしたのですが、畑の面積が少し足りないかも。色々な品種を育苗していますが、品種ごとに成長できた苗の比率が同じではないので、面積と本数は必ずしも一致しません。もう少し植え付けが進んだら、追加の畑が必要になるかもしれません。

麦の芽がはっきり出る

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 家の田んぼの麦。はっきりしてきました。密生しているところや出ていないところなど、かなりムラがあります。播種機を調整しながら蒔いたので、種子が出過ぎたところと、途中で無くなってしまったところなどがあるからです。もう少し待ってでないところは蒔き直しましょう。

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 石の多い田んぼ。こちらは播種機の調整後なので、きれいに生え揃いました。