夏野菜の植え付け準備開始

 ジャガイモの土寄せ/畝立てが一段落したので、遅れている夏野菜の植え付け準備をはじめました。

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 ジャガイモの減反田が半分余っているというか、湿気が強くてジャガイモには向かないので、水分が必要な里芋と茄子を植えます。今年は減反で場所が沢山あるので、マルチ作りで1メートルぐらいの疎植にしてみます。

 里芋を作りながら藁の分解も狙い、里芋の畝には昨年の稲藁を芯に入れて畝立てしてみることにしました。里芋がうまく育つかわかりませんが、実験です。

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 肥料は油粕。窒素量で茄子は反当40キロ。里芋は反当30キロですが、藁の分解に取られる分を考えて、茄子と同じ40キロにしました。両方ともマルチ作りなので元肥一発です。

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 里芋はジャガイモと同じ不耕起で畝立て。まず芯あたりに藁束を並べます。

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 次に肥料の油粕を撒きます。畝長が25メートル、畝幅が通路含め1メートルなので、畝の面積は25平米。平米当りの窒素が40グラムなので、窒素量で1畝1キロ。油粕の現物量で20キロで、1畝に丁度1袋でわかりやすい量になりました。

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 畝間の土を溝堀で掘りながら畝に盛って行きます。軽く土をかけて藁が動きにくくしたところで種芋を置き、その上に土を盛って行きます。半分ぐらい盛ったところで時間切れになりました。

 塩田は降水量が少なく、多湿の心配はないので、茄子は普通の畑では平畝で作っています。でもこの田んぼは水分が多く、途中管理機が埋まりかけたくらいなので、10センチぐらいの高さになるよう溝を切りました。田んぼで用水が来ているので、乾燥した場合は水を掛けられるので、乾燥した場合の対応も簡単です。

ジャガイモの畝立て終了

 管理機による畝立ては何とか終わりました。

 マルチ作りなので、元肥一発、芽が出てマルチを押し上げて来た時にマルチを破って芽出しをしたら、あとは収穫までやることはありません。ジャガイモは種芋より上にできる傾向があるので、覆土は最低でも10センチ、できれば15センチ欲しいところです。

 その分の土は畝間に掘る溝から調達するしかありません。マルチ張りの省力化のため2条植えにしているので、畝幅は75センチですが、溝/通路も同じ75センチにして、そこを溝掘り(溝掘刃を着けた管理機)で15センチ掘って畝に盛れば15センチ覆土したことになります。畝の高さは30センチになります。

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 管理機の直径30センチはある車輪がほとんど隠れてしまうので、これで完成ということにしましょう。

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 完全にきれいに掘れていないところもありますが、どんどん芽が出てしまうので、マルチ張りに移行しなければなりません。溝に落ちた土はマルチを張る前にレーキで畝に盛ります。

ジャガイモの土かけマルチかけ

 なかなか進みません。時間も無いのですが、土を盛るのは重労働なので、ここのところの暑さでは長時間の作業は無理という事情もあります。

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 大分芽が大きくなってしまいました。大きくなるのは良いことですが、どんどん土をかけるのはついためらいが。

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 はて、これはどうしたことでしょう。色が濃いのは肥料の油粕です。土をかけ損なっていたようです。でも問題はそこではなく、油粕の間にあるはずの種芋がありません。肥料は種芋の間に置いて行くので、肥料だけあって種芋が無いという事態はありえないのです。狸等の動物に食べられてしまったようです。

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 管理機で盛った残りをレーキで掻き上げました。土は重たいので疲れますが、手作業のほうが良い形の畝になります。ジャガイモは種芋より上にできる傾向があるので、畝の肩をこんもり盛る方が芋が表面に出て傷むことが少ないのです。

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 4畝完成しましたが、出張がありマルチは2畝しか張れませんでした。早速芽出しをしました。気温が30度ぐらいになっているので、すぐにマルチから出さないと焼けて枯れてしまうのです。

もう1枚の麦畑の茎数調査

 先日茎数を数えた麦畑には、父が油粕を撒いてくれました。茎数が少ないので窒素量で反当3キロ、畑(減反田)の広さが5畝なので、窒素量で1.5キロ、油粕は窒素5%なので油粕現物量で30キロです。

 ところが父は40キロ撒いてしまったとのこと。反当窒素量4キロで700本以上の施肥量です。肥効は天候によりますし、有機肥料は聞くのに数日かかります。本来5月上旬の施肥予定だったので、かなり遅れることになります。3割以上多い窒素がどう働くか、結果を見守るしかありません。

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 さて、麦を蒔いた減反田はもう1枚あります。こちらも茎数を数えなければなりません。最初の減反田がかなり少なかったので、こちらも700本を越えている可能性はほとんど無いのですが、今後のために数えておきます。パートナーにお願いしました。

 しかし2日前の茎数調査ではこの状態だったので、2日の違いでずいぶん穂が出て背が伸びました。一昨日はこの状態この段階までに肥料をやっておくべきだったのですが、間に合わず残念。

 こちらは播種機の調整が終わってから播いたので、サンプルを小さくしてもあまり誤差がないはず。6条3.2平米を数えました。

1) 296
2) 175
3) 262
4) 261
5) 232
6) 228

平米538本で、もう1枚の減反田の倍です。場所の違いもあるでしょうが、播種機をちゃんと調節することが重要な要です。明日父に肥料を撒いてもらいましょう。

ジャガイモの土かけ続き

 田んぼの防鳥網が一応完成したのと、連日の作業と出張でさすがに疲れて、今日はほぼお休み。ミーティングに出かける前に何とか力を出して1時間ほどジャガイモの畝に土を盛りました。

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 もうかなり芽が出ています。

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 目が多い畝を集中的にやりました。明日にでも仕上げしてマルチを張りたいものです。

合間にジャガイモの土かけ

 午前中に3枚目の防鳥網を張り終えたので、あとはパートナーと大工さんに任せ、昼ご飯は出張の新幹線の中で食べることにして、

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 大分芽が出ていますが、多分この上から土を掛けても大丈夫なはずです。

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 溝掘り用の爪を付けた管理機で溝を掘った土を畝に盛り上げて行きます。ジャガイモの覆土は10センチは必要です。10センチ溝を掘ってそれを畝に漏れば良いわけですが、畝幅と同じ75センチの溝を掘るには管理機で溝を2列並べて掘る必要があります。真っ直ぐ掘るのは結構難しく、腕力で農機を制御する必要があります。

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 こんな風に土がかかっていますが、ジャガイモの成長力は大きいので、また土の上に出てきます。

 しかし今日は暑かった。腕力を使うので前進汗だくです。疲れて出張先でもちょっとぼーっとしてしまいました。

ジャガイモの状態

 昨日雨だったので、畝の土寄せが遅れている減反田のジャガイモを見に行ってきました。

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 田んぼに浸水して、畝間にも少し水がありますが、種芋が腐るほどではなく、ちょっと安心しました。ただ、かなり芽が出始めています。

 家で調べたら、産地では最初の培土は芽が出た直後ぐらいにするようです。それならこれでも土寄せして構わないはずです。いつもマルチ作りで土寄せは最初しかしないので、知りませんでした。

 田んぼの防鳥網を調節し終わってまだ陽が残っていたので、暗くなるまで1時間ほど土寄せしました。後数時間かかりそうですが、近日中に土寄せしてマルチを張りたいものです。

玉葱畑の状態

 雨が降ったので、久しぶりに玉葱畑を見に行きました。

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 色は悪くないけど小さい。周りの畑の玉葱は大分成長しています。それでも、例年はわが家でもゴールデンウィークに葉玉葱を収穫していて、それでも周りの畑より遅かったのに、今年はどこもまだそこまで育っていないようです。

 冬も春も寒かったのが影響しているようです。いずれにせよ今から追肥しても腐るだけなので手も足も出ません。でも雨で雑草は出てきました。ゴールデンウィークに手伝いに来てくれた友達に除草してもらったのですが、近々除草した方が良さそうです。

麦の茎数調査

 田んぼの鴨対策で手間取っていて、麦の追肥が遅れています。鴨対策も終わっていませんが、父に追肥をお願いするために生育調査を優先しました。

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 1平米の茎立ち数で施肥量を決めます。困ったことに本格的に麦を作るのも初めて、使った播種機も初めてで、除草のための条間を探るために色々な条間で蒔いてしまったのと、播種機の調整がわからなくて播種量も条によって違います。

 仕方が無いので幅1メートルで紐を張り、全幅の茎数を数えました。

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 条で茎数がかなり違いますが、もう穂が出はじめています。

 真四角ではないので場所で条数も違いますが、真ん中辺りで23条あります。数えた結果は北側の条から幅1メートルで以下の通りでした。

1) 255
2) 147
3) 94
4) 109
5) 229
6) 256
7) 94
8) 150
9) 152
10) 124
11) 257
12) 275
13) 162
14) 193
15) 88
16) 151
17) 218
18) 271
19) 186
20) 156
21) 72
22) 127
23) 241

 播種量が安定していなかったこともあり、条によってずいぶん違いがあります。畑(減反田)の幅は16メートルでしたが、両端に排水溝を掘る分を開けてあるので15メートルとすると1平米当り267本となりました。

 慣行栽培の目標茎数は700本とのことなので、試験栽培と行っても少な過ぎる気がします。もう1枚の減反田は、播種機を再調整してから播種したので、そちらも数えてみないとわかりませんが、条間を70センチ以上取っているところもあるので、ある程度はしかたありません。30センチ前後の条間で除草できることが確認できれば、倍ぐらいにはなるからです。

大根の葉を落とす

 外は朝起きるとマイナス8度だったりするので、畑に大根を置いておくことはできません。凍みて腐ってしまうからです。一冬保存するには葉を落としておかないとしなびてしまいます。

 先週までに全部収穫しましたが、収穫だけで精一杯で、葉がついたまま袋に入って物置に積上っています。袋のままだと積み上げることも出来ないので、葉を落として段ボール箱に整理します。

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 段ボール12個になりました。

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 大根葉は冬の鶏の緑餌になります。寒いので、日陰に置いておけば春先まであまり変わらない状態で保存することができます。