防鳥網張り6日目

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 昨日までに2枚目を張り終えたので、これから大工さんと3枚目を張ります。

 試行錯誤の結果、大分やり方が分かってきました。

  • 付属の紐は大きい網には役に立たない
  • 両側にはマイカ線を使えば強度的には大丈夫
  • 長く引っ張ると網が破れたり伸びたりしてしまう
  • 引く面にもマイカ線を通してそれで引けばある程度防げる
  • 真ん中からV字型にマイカ線を出しておき、両方の畦から引けばほぼ真っ直ぐ張れる
  • 引く距離を短くするために、真ん中に置いて両側に拡げる

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 午前中に3枚目を張り終え、8割張り終えました。100メートルもあるので、写真ではあまり良くわかりませんね。

 張り損なった最初の網は回収しておいたので、このあと、パートナーと大工さんに小さい網を張ってもらい、完成しました。一部破れたり、引ききれなかった部分は残りましたがほぼ全面に張りました。一部は垂れ下がってしまいましたが、鴨も歩きにくいし突っつきにくいはずです。これで種籾が守れると良いのですが。

防鳥網張り5日目

 今日の作業前の状態。昨日2枚目の大きな防鳥網を張ったのですが、1枚目と同じ、24メートルまでしか広がりませんでした。

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 手前側半分は防鳥網を張ってあります。写真では良くわかりませんが、網がほとんど水面に垂れ下がっています。それでも鴨を防止できているのか、やられているのか、はっきりはわかりません。いずれにせよ半分ぐらいはまだ網がありません。

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 2枚目の先端。ここから先は、遠くに張り損なった防鳥網が垂れ下がっているだけです。

 3枚目の防鳥網を張りたかったのですが、1枚目2枚目が水に垂れたままでは効果があるかわかりません。4メートルおきに、網の垂れ下がりを防ぐためにマイカ線を張ってあるのですが、一昨日の強風で紐と網が大きく動き、伸びてしまったようです。

 まず2枚目を順番に引っ張って伸ばし、ピンと張って垂れ下がらないようにしました。伸ばしたおかげで、32メートルを覆うことができました。これで6割ぐらい覆えたことになります。

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 1枚目も引っ張って伸ばしました。少し良くなりましたが、2枚目が重なってて先端を引くことができないので、垂れ下がった部分を完全に無くすことはできませんでした。暗くなってしまったので、よく見えないかもしれませんが、全体がここまで伸びてきました。

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 こっちがまだ張れていないところ。今晩鴨が来なければ良いのですが。

 今日は初土樋と言って、用水路に通水が始まりました。わが家は直播きなので、皆さんが田植のための苗作りを始める時に代掻きしなければなりませんが、田植をする人はこれから代掻きなのです。

 鴨は水面が無いと来ないそうなので、わが家の田んぼだけ水があったので集中的にやられたのです。今日から水を入れ始める田んぼも少しあるので、今後はそちらにも行くでしょうから、被害が分散してくれることを祈っています。

 念のため夜見に行ったところ鴨はいませんでしたが、既に食事を済ませてお帰りになった後かもしれません。早く網を完成させなければ。

防鳥網張り4日目

 注文していた防鳥網が到着しましたが、午前中は役員をしているNPOの幼稚園の総会でした。理事会もあって1時半頃帰ってきました。残念ながら雨ですが、少しでも網を張らないと種籾がどんどん鴨に食べられてしまいます。会社の人が1人手伝いに来てくれたので、合羽を着て防鳥網張りをすることにしました。

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 雨の田んぼで準備するのも大変なので、事前準備は家の中でやることにしました。ただ30メートル以上の長さです。

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 そんな大きな家ではないので、一番広い部屋でとぐろを巻き、廊下まで延々伸びてUターンしています。網の両側に、田んぼの真ん中に張った場合も引っ張れるように、マイカ線を通しました。

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 田んぼで拡げるための引き紐もつけ、運搬のためにまとめました。

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 雨の中田んぼに到着。手前1/3もネットが張れていません。しかも大分垂れ下がっています。

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 両側に分かれて、綿マルチをあまり引きずらないよう、引っ張り合って水面から離しながら張ります。

 めくれているところがあります。風で煽られたのかと思い、棒で直したら、鴨の足跡が。鴨のおかげでめくれたようです。

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 午後一杯かかって、やっと1枚張れました。これで半分ぐらいは防鳥網がかかったことになりますが、まだ垂れ下がっていたりして完全ではありません。暗くなったので、直すのは明日以降に。

防鳥網張り3日目

 タイトルは突然「3日目」ですが、昨日までも鴨と風にやられたマルチを直しながら、防鳥網を張ってきました。昨日でマルチは直し終え、今日からは防鳥網張りが中心です。

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 昨日大工さんと張った大きな防鳥網。全体の1/4ぐらい覆えました。

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 端は畦に杭を打って直接留めています。残念ながら注文した防鳥網はまだ来ないし、出張なので時間もあまり無く、手直しが中心です。

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 奥に張った1枚目は失敗してこんな状態。でも鴨の邪魔にはなるでしょうから、少しは効果を期待しています。

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お布団修正2日目

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 午後はミーティングなので、4時起きでお布団の修復です。昨日暗くなって来た時に、ずっと流されたお布団を水面まで引っ張って来ておいたのですが、また強風にめくられてしまい、またずっと先のお布団の上まで吹き飛ばされています。かなりひどい状態です。観念して端から直し始めます。

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 午前中しか時間がなかったので、全部は終わりませんでしたが、一応全部のお布団を水面に浮かべることはできました。まだ少し交差した部分が残っていますが、明日対応します。

塩田平便り:稲刈をちょっとやって玉葱畑の準備

 塩田平は週末2日とも強い霜が降りました。近くの山も色づき始め、田畑の周りの紅葉も進みました。天気が良いと、景色が本当にきれいです。強い霜が降りれば夏野菜は枯れてしまいますので、その前に収穫を終えなければなりません。時間的に、出来の良い夏野菜と南瓜のすぐ見つかる分だけしか収穫できませんでした。南瓜畑は部分的に雑草のジャングルになっていて、ジャングルの中の南瓜はすぐには見つからないのです。でも霜も直接降りませんので、気温がこれ以上下がる前に収穫すれば何とかなります。ピーマンなどは実も傷んでしまいがちですが、来年のための種蒔きが遅れているため、そちらを優先しているので、野菜の様子を見に行く余裕も無い状態です。

 先週は麦畑に切り藁を撒きました。近所の知り合いの大工さんが藁カッターを持っているので、それを借りて来たので仕事は早かったのですが、それでも4日かかりました。もちろん仕事もありますし、稲刈中断中の4枚目の田んぼの稲架が、強風で倒れてしまったのを直したりもしていたので、丸々4日かかったわけではありません。藁を撒き終わったので週末は稲刈に戻りたかったのですが、稲束を干す稲架が足りなそうだったのと、何週間も干して乾燥が進んでいたので、早く刈った分は2日がかりで脱穀しました。籾で180キロ位あったでしょうか。週明け雨の予想だったので、その前にと稲刈を再開しましたが、残念ながらぬかるみに阻まれて、全部は刈り終わりませんでした。

 もう一息なのですが、長靴が取られてしまうほどで、倒伏した稲も泥に埋まっていたり、大きな稗が生えていたりで苦戦して、残っていた稲の半分強を刈ったところで時間切れになってしまいました。刈り終わった稲束の稲架に掛ける作業は母やパートナーがやってくれたので、かなり進みました。面積的には、全部の田んぼの7割が刈り終わり、6割が脱穀まで終わったことになります。今刈っている4枚目の田んぼで残っているのは3%あるかないかなので、刈ってしまって切りを付けたいのですが、足場が悪いので半日はかかりそうです。遅れている玉葱の苗の植付け準備ができてしまう時間です。遅れている玉葱を優先しなければなりません。

 今年の玉葱は小さな減反田に植えます。水はけを良くするための弾丸暗渠を引いたまま、手つかずでした。家から近いので、耕耘機にライムソワーという、石灰を撒くための機械を付けて、耕耘機に引っ張ってもらってライムソワーに乗って減反田まで行きました。ライムソワーでも、油粕や牡蠣殻、グアノなどの粒状の肥料なら撒くことができるのです。肥料を配合して混ぜ合わせて撒きます。肥料を撒くのに4時間ほど、それからトラクターで耕すのに2時間ほどで何とか玉葱を植える準備ができました。今年はマルチを張って作るつもりなので、マルチを張るところまでやりたかったのですが、このまま出張です。今週はこれから3日間、先週は東京3往復と出張が多く、早起きして田畑に行ける日があまりありません。

 麦の種蒔きが終わったので、この時期大きいのは田んぼと玉葱だけです。小さいものでは、ニンニクや豌豆など、10月に種蒔きする予定だったものは遅れています。でもこの秋は暖かいので、今でも間に合うかもしれません。9月に種を蒔いた、大根や野沢菜などの冬野菜は順調に成長して、すっかり大きくなりました。主作物は専門機関に放射能検査に出していますが、幸い今のところ全く検出されていません。初収穫の春菊をおひたしにしてみましたが、本当においしい。野菜一つで幸せな気分になれるというのは、本当に幸せなことです。塩田平冬はそれなりに寒いので、もうしばらくすると、出来ないことの方が多くなります。何をするか迷っている今が、一番楽しい時かもしれません。

残念ながら今日の稲刈りはここまで

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 本降りになって来て、田面が緩んで足を取られてしまって稲刈が難しくなって来たので、今日はここまでです。残っているのは、右側の一部だけで、全体の1-2%位かと思うのですが、激しくぬかるんでいるので、後半日はかかりそうです。

稲刈り終わってくれるか

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何とか天気が持ってくれているので、稲刈りの続きをしに田んぼにきました。

 うーん。昨日刈ったあとに、水が溜まっています。浸水しているようです。少しでもバインダーで刈れないかと期待していたのですが、ちょっと無理かも。

とりあえず脱穀

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 麦の種蒔きで稲刈を中断したままのこの田んぼ。父が手刈りしてくれていますが、まだ刈り終わりません。最初の稲刈りから3週間ぐらい経ってしまったので、最初に刈った分は脱穀した方が良いと思い脱穀機を持ってきました。脱穀すれば稲架も開くので、新しく立てなくても刈り終わった稲束を干すことも出来ます。