大物の植え付け

 もう3週間も植えそびれていた苗があります。スイカ、メロン、南瓜など、広い場所が必要な苗です。場所の準備ができずに、植えられないままになってしまいました。

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 大物と言っても単に場所を取るというだけの意味です。スイカは5メートル四方、南瓜は4メートル四方、メロンも3メートル四方ぐらいは必要です。出荷農家はもっと密植して、実の数を制限して一斉収穫一斉出荷して次の作物を植えますが、家庭菜園や直販の場合は一斉に穫れても意味はありません。

 家庭菜園では土地効率が下がるのはちょっと厳しい所ですが、田舎では土地は空いているので、のびのび育てます。ただ、全体を起こす時間など無いので、苗を植える所だけ肥料を撒いてモアで草を刈り、管理機で耕起してマルチを張って植えることにしました。抑草と肥料効率を上げるため、マルチの幅プラスアルファで管理機で浅くかき混ぜます。

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 これが苗。沢山ありますし、ずいぶん成長してしまいました。葉っぱが丸いのが南瓜、五角形っぽいのがメロン、切れ込みが深いのがスイカです。関係ないけど

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 南瓜はここに植えます。左の方に去年のマルチが敷きっぱなしなので、とりあえずそこに植えます。残肥があるはずなので、活着するでしょう。いずれ草を刈って、同じ方法で種を蒔く予定です。例年なら腰位まで雑草が生えていますが、今年は日照りで雑草も伸びず、膝までもありません。

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 苗を置いて行きます。3畝ほどの土地に20株ほどしか植えないので、かなりスカスカです。奥がスイカ、手前がメロン類です。スイカは大玉を5株、小玉の赤黄を3株ずつ、メロンはプリンスを5株と後は色々。

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 素晴らしい色の夕焼け。天空の畑ならではの光景です。

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 植え終わりました。

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 こちらは敷きっぱなしのマルチに植えた南瓜2株。日照りが厳しいので、あえて草を残して地温の上昇と乾燥を防止しています。

 南瓜は葉が大きく葉柄も長いので、ある程度雑草と競争できますが、スイカは草に弱くあっという間にやられてしまうので、かなり守ってやらねばなりません。ツルが伸びる前に周囲に施肥して草を刈り、マルチで草を抑えれば、収穫までほとんど手がかかりません。

金時の水やり

 原則畑の野菜に水はやりませんが、苗に根が無い薩摩藷だけは別です。今年のように日照りの年には簡単に枯れてしまいます。去年も日照り気味で、忙しくて面倒を見てやれなかったら、半分位枯れてしまいました。

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 完全に枯れた苗(左)と完全に枯れそうな苗(右)。マルチの下の土の中のツルは生きていることもあるので、水をやらねばなりません。

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 深植えして、マルチの上に出ている葉っぱが短いと、マルチに触れやすく枯れやすいので、浅植えしてマルチから離れている部分がある方が枯れにくいこともありますが、天気次第。浅植えの苗も枯れています。

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 マルチの下のツルの周りに確実に水をやらねばならないので、面倒でもじょうごと柄杓で水やりをします。ツルの周りに染み込んで行くのに時間がかかります。今のところ8割位は大丈夫そうです。水路がきているので、植え付け前に畝にたっぷり水をやれたおかげです。
 

ジャガイモの様子と田んぼの排水

 お布団農法の田んぼの水が引かないので、排水溝を作るためのパイプを買いに行きました。そのついでにジャガイモの様子を。

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 順調に成長しています。マルチが間に合っていませんが、育たない方が良いとは言えないのでしかたがありません。ただ、里芋は全く芽が出ません。

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 田んぼはかなり水が残っています。お布団農法では排水できないと苗が活着しません。秋に収穫できません。

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 端の方は水が抜けて着地しているようですが、真ん中辺は水が多過ぎます。

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 先日作った簡易排水溝からの排水も大分減りました。もっと排水溝を伸ばさねば。

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 100ミリの塩ビ管で溝を作ります。

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 田んぼに塩ビ管を置いて、その上に体重をかけ、沈めて溝を作ります。

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 かなり水があります。

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 4メートルの管3本分、12メートルの溝を作りましたが、田圃が広いのでごく一部です。これで少しでも排水が進めば良いのですが。

防鳥網を片付け始めました

 田んぼの様子を見に行きました

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 防鳥網越しですが、田面が高い所は水が抜けて着地しているようです。

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 しかし場所によっては水面が見え、苗の成長も良くありません。着地すれば土の中の肥料が吸えますが、水栽培ではほとんど肥料がないからです。

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 水尻からの排水はほとんど無くなりました。自然に抜ける水は抜け終わっているようです。

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 暗渠排水はまだ少し水量がありますが、表面水が残っている状態ですし、山側の隣の田からの浸透水もあります。もうしばらくは排水するでしょう。

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 排水溝を作らないと、これ以上の排水は難しそうです。防鳥網があると作業できないので、水尻側の小さな防鳥網1枚を外すことにしました。ガイドのマイカ線を張ってあるので、その線にそって、別の線で引っ張って少しずつ外して行きます。ネットのかなりの部分が田面まで下がってしまっているので、苗を傷めないよう、引っ張って持ち上げながら回収して行きます。

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 一番上まで引き上げました。後は絡まっている草から外し、きれいに片付けます。最終的にちゃんと外せましたが、2人で3時間以上かかってしまいました。4枚張ったうちの一番小さなネットでこれだけかかるので、残りの大きなネット3枚にかかる時間が心配です。でも大きなネットは両側で引っ張れるので、効率的かもしれません。

 水尻に簡単な溝を掘っておきました。これで排水が促進されると助かります。抜けにくい場合はちゃんとした道具で溝を切る必要があります。

薩摩芋の植え付け2日目

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 やはり畝立てしないと作業性が悪いので、水分がありそうな表面の土で軽く畝を立てます。天気が良くてどんどん乾燥するので、高畝は諦めます。水分を逃がさないようマルチを張ります。

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 3畝できたので植え付けに移ります。強い日照で薩摩藷の苗の葉が枯れないように、新聞などを挟みます。

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 昨日乾燥した高畝に植えた苗。日陰にもなるので枯れてはいませんが元気がありません。

今日の田んぼ

 田んぼの水が抜けたか見に行きました。

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 真ん中辺にかなり水があります。しかし排水溝からはけっこうな量の水が流れ出しています。上にも田んぼがあるので、地下から水が回っていると、いくら排水しても水は無くなりません。初めて作る田んぼなので、もう少し様子を見ることにします。

薩摩芋の植え付けその2

 朝頼んだ苗を取りに行っている間に畑の準備をします。少し坂を上がった、山のふもとの畑に植えます。塩田平の眺望が素晴らしく、天空の畑と呼ばれています。実は去年の終わりから放任状態でした。秋に鹿が出始めて電柵を接しました。豆類の収穫が終わった位で雪が積もってしまい、そのままになっていました。

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 薩摩藷は高畝が良いのですが、新たに畝を盛るには手間がかかります。ぐずぐずしているとまた土が乾いてしまいます。ほとんど畝立てしないので、畝が残っているのはごく一部です。まずは畝に生えた草を刈ります。薩摩藷の苗は根が出るまで日照に弱いので、日陰を作るために半分は草を残します。

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 1つの畝では足りないので、やや低い畝もハンマーナイフモアで草を刈ります。

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 薩摩藷の分の草は刈れました。

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 モアを使うついでに、スイカやメロンを植える予定の平畝も肥料を蒔いて草を刈りました。

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 苗が到着したので、早速高畝に植えてみました。うまく植わりません・・・。土が乾燥して堅過ぎるのです。昨日今日結構降ったように思いましたが、畝に水分が回るほどではなかったようです。

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 低い畝にマルチを張ってみました。やはり固い。それに畝が低過ぎます。時間をかけると乾燥が進みますが、表面の水分が多めの土を集めて畝立てすれば、土も柔らかくなるし、水分もあるのでは。というわけで畝立てすることにしました。

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 活躍した農機達。右側がハンマーナイフモア、左側が溝堀爪を着けた管理機。溝を掘りながら掘った土を畝に盛り上げます。

薩摩芋の植え付けその1

 比較的近くの畑に薩摩藷を植えました。ここのところほとんど雨がなかったので後回しにしていたのですが、昨日雨が降ったので「それっ」と種苗店に電話して「薩摩藷の苗ありますか?」

 幸い「今日も入りますよ」との返事。ただ時期的には既に遅く、紅東(ベニアズマ)という品種しか無いのと、入荷が昼過ぎとのこと。とりあえず400本予約しました。薩摩藷は25-30センチ間隔で植えるので、畝の長さにして100-120m分です。わが家の大きい畑は50m、その次の畑で40m位、それ以外だと30m位の長さがあります。畝2本から4本になります。

 紅東だけではちょっと寂しいのと、病虫害が発生したとき全滅の可能性もあるので、農協の販売店に行ってみると、金時がありました。全部買って100本でした。まずは金時から植えることにします。

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 この畑に植えます。薩摩藷は初期に水やりが必要なことが多いので、用水路のすぐ横の畝にします。

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 去年野沢菜を作って、今は雑草が生えている畝です。

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 薩摩藷は乾燥気味が良いのと、掘る時に楽なので高畝に植えます。草刈機で雑草を刈り、溝堀爪を付けた管理機で畝を盛ります。薩摩藷は植え付け時に水が必要なので、バケツで用水路の水を汲んで畝に散水しました。

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 反対側にも飛んでしまった土を、レーキで畝に持って畝立ての完成。沢山畝を立てるときは両側の畝に土を盛るので、管理機の作業だけで畝立てが終わってしまうこともありますが、人が手直ししてやった方が作物に合った形の畝にしやすいようです。

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 マルチを張って金時の苗を100本植えました。

どこに薩摩藷を植えようか

 昨日出張中に、待ちに待った雨が降りました。日照りで延期していた薩摩藷を植え付けなくては。早速種苗店に苗を予約しました。残念ながらもう遅いので、限られた品種しか無いそうです。みんなこの日照りの中でどうやって植えているのでしょうね。

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 今日も雨がちかも。もっと降って欲しい。

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 麦は逆に水に弱いので、念のため確認しました。帯水しているほどではないので大丈夫です。それほどの降水量ではなかったと言うことでもあります。

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 ニンニクがずいぶん早く枯れ始めたのですが、一息つけるかも。春先寒くて成長が悪く、急に暑くなって枯れ始めたので、生育量が確保できていません。すごく小さなものも。

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 この緑色の雑草を刈って薩摩藷を植えることにしましょう。

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 春蒔いたレタスはあまり発芽が良くありません。

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 大根も発芽率が低く、生えたものも雑草に押されています。日照りで枯れたのか、弱ったところを虫に食べられたのか。

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 さっきの畑だけでは大した数が植えられません。主力はこちらの畑にしましょう。

ジャガイモのマルチ張り残り1畝

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 ジャガイモを作っている減反田の周りは、村の蛍水路になっています。今日は村の役員で、蛍水路の草刈でした。

 自分の減反田の畔が草ぼうぼうで、蛍水路の草刈どころではないのですが、皆さんがついでにうちの畔草も刈ってくれました。本当にありがとうございました。

 草刈終了後、張りかけのジャガイモのマルチを張りました。これで残るは1畝だけです。