玉葱の苗作り

 玉葱の種を苗箱に蒔きます。玉葱苗は露地で作るものでしたが、2年ほど前に農業資材店で苗箱で作った苗を売っているのを買ってみました。これまでの苗より活着が良く除草も簡単そうなので、昨年からわが家でも苗箱に挑戦しています。ただ初めてで、昨年はあまりうまくできませんでした。昨日苗箱2つに播種したので、今日は残りの培土があるだけ種蒔きします。

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 もう4種類種を買ってきました。今日はそのうちの早生の杏仁丸とソニックを蒔き、培土に余裕があれば晩生の天寿も蒔きます。有機栽培では病虫害に打てる手が少ないため、全滅を避けるために複数の品種を育てるようにしています。

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 昨日40リットルの培土を用意したのですが、苗箱6箱になりました。昨日播種した赤玉葱と中晩生のノンクーラーそれぞれ1箱に加えて、杏仁丸2箱とソニック、天寿がそれぞれ1箱、計6箱播種が終わりました。覆土は普通の土を使っています。玉葱の覆土はやく1センチと厚めです。

 苗箱の大きさは32×40センチぐらいです。露地で育苗するときは条間8センチ株間1センチに条蒔きします。同じように蒔けば苗箱1箱に160粒蒔けます。しかし苗箱ならばら蒔きなので2倍くらい蒔けます。また農薬を使えば9割ぐらい苗になりますが、有機栽培では虫に食べられて1/3ぐらいしか残りません。6倍蒔くと約1000粒です。

 昔は玉葱の種は1袋7ミリリットル入りで、約1000粒でした。最近は4mlとか、4.5mlと少ない(高い)種が多くなってきました。1箱に2袋では1300粒になったりするし、1000流で混みすぎないかわからないので、少ない種も苗箱1箱に1袋ずつ蒔きました。

 雨で用意してある土の水分が多くなりすぎているので、追加の培土を調整できません。本当は8月中に播種したかったのですが、もう8日です。あと8箱分種子を準備しているので、雨が上がって土の水分が減り次第、追加の種蒔きをしたいものです。

育苗培土を作る

 遅れている玉葱の苗作りのために育苗培土を作ります。苗作りはあまりやる余裕がないのと、少しだけ作るなら市販の有機培土を使っていました。玉葱の苗作りは結構たくさん培土がいります。去年は適当に作ったら肥料が強すぎたらしく、生育がいまひとつでした。

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 混ぜ合わせるのに舟がないので一輪車を使います。今日も雨なので物置の中で。まず40リットル作りました。配合は土38L、牡蠣殻2L、油粕0.4L、グアノ0.2Lです。普通はピートモスなどを入れるのですが、普通玉葱苗は露地で作るので、普通の土でやってみます。

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 早生種を早く蒔きたかったのですが、近くのお店にはいろいろな種を売っていなかったので、中生、中晩生を3種類買って来ました。赤玉葱とノンクーラーは毎年作っています。早く新玉葱を食べたいので早生を作りますが、早生は保存期間が短いので沢山は作らず、半年以上保存できるノンクーラーのような中晩生、晩生を沢山作ります。

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 苗箱4つに培土を入れましたが、会議の時間になってしまったので、赤玉葱、ノンクーラーそれぞれ1箱ずつしか種蒔きできませんでした。