白菜とレタス苗の定植

 白菜とレタスのプラグ苗を定植します。プラグ苗(セル苗)は植え付けも手間がかからず、苗代も安くすむのでありがたいのですが、植え付け適期が短いので、普通は予約販売です。菜摘農園のような「ときどき農業」は難しいので、たまたまタイミング良く売りに出ている時しか使えません。

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 まずはリーフレタスを結球レタスの畝の続きに植え付けました。購入して2日ですが、それでも苗の活性が心配になります。幸い大変元気そうです。

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 次は白菜です。苗は100本以上あります。10セルずつ切り分けて売られていたのは既に肥切れ気味だったので、奥の大きなセルを購入してきました。販売店にとっても売れ残りのリスクが大きいのです。一部の葉が黄色くなり始めていますが、子葉もまだしっかりしているので、活着には問題無いでしょう。まずたっぷり水をやっておきます。

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 マルチを張ります。2条植えにするので、まず畝の真ん中に溝を掘って割肥にします。深く掘る必要はありません。肥料が土で大体隠れる程度。白菜は肥料要求量が多いので、反当窒素量で40キロ相当の油粕を入れてマルチを張りました。

 菜摘農園の基本はマルチ張りっ放し栽培です。でも寿命が来たマルチは張り替えます。その場合も、ジャガイモなどの収穫時に剥がしたマルチの再利用に心がけています。再利用なので穴だらけですが、充分効果があります。穴が大き過ぎる場合は2枚重ねて張ります。

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 プラグ苗は小さいので、幅の狭い移植ごてを土に刺し、移植ごてを前後に動かしてできた穴に充分植えられます。マルチに指で穴を開けてから移植ごてを使っても、移植ごてを直接マルチに刺してマルチの穴あけと植穴作りを一遍にやることも出来ます。

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 穴にたっぷり水を入れます。地下にモグラ穴などがあると、入れた端から流れて行ってしまいます。その場合は土を入れたり踏んづけたりして穴に最初は水が溜まるようにします。

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 一杯に入れた水が減って行きます。減り方が速いときは保水力が足りないので、追加で水をやることもあります。

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 すっかり水が染み込んだところで植え付けできます。

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 プラグ苗を置きます。穴が浅過ぎる場合は指でちょっと窪みを作ってやって、ちょうど良い深さにします。

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 周りの土を苗の根鉢(土の部分)に押し付けます。実際には両手で土を寄せますが、片手はカメラを持っているのでご容赦。このとき、根鉢を両側から、または上から押しつぶさないよう気をつけます。重要なのは根鉢と周りの土が密着することですが、そのために根鉢を押しつぶすと根が弱ってしまいます。

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 1時間ちょっとしか時間が無かったので、30本しか植えられませんでした。レタスと合わせて40本弱。苗100本分の畝の準備も含めてですが、思ったより時間がかかってしまいました。しきっ放しマルチに植える場合は、マルチの両側の通路に施肥して、余裕があれば軽く土をかけたり土と混ぜたりします。時間が無い時は少しい多めに肥料を撒いてそのままです。

 出張の時間になったので、続きは明日。