まだまだジャガイモのマルチ張り

 パートナーの仕事が一段落したので、暗くなる前にジャガイモのマルチ張りに行きました。あと1/3残っています。

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 この6畝。2時間近くあったはずなのですが、遅れて出てくる芽をマルチを破って出したり、昨日雨で土が緩んでいるので、乾燥していた時期にマルチを張った時に根元まで刺さらなかったマルチ押さえを押し込んだりに、半分位取られてしまいました。

 さらに既にジャガイモが大きく育ち、花を咲かせようとつぼみを着けている株もあります。マルチを張るには、1株ずつマルチから出してやりながらになるので、結構時間がかかります。というわけで、1畝しか張れませんでした。あと5畝。

地回り

 前にも書いたかもしれませんが、「地回り」というのは、農地を巡回して作物の生育状態を確認することです。非常に重要なのですが、今は作業がかなり遅れていて、地回りができていません。自戒の意味を込めて見出しにしました。

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 小さい麦畑。昨日の雨と中耕で、全体の色が濃くなってきました。やはり肥料が足りなかったようです。実際には、栽培指針より多めに投入しているので、育て方の問題もあるのかもしれません。それと、有機栽培ではやや多めにやらないと、同じ結果にならないことも多いので、そのせいかも。この辺りは経験を積むしかありません。

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 大きい方の麦畑。雨の直後の中耕除草で土壌水分が多めなので、雑草がまた根着いてしまうのではないかと心配していましたが、今日は好天で気温も30度近かったので、ほとんどの雑草は枯れてくれたようです。

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 里芋がそろそろ芽を出してくれていないか確認に行きました。残念ながらまだのようです。まだ雨が降った直後なので、もう少しかかるのでしょう。ただ、畝間はかなり草が出てきました。対応を考えねば。マルチ押さえで土が堅くて刺しきれなかったものを、刺しておきました。

○明日やりたいこと

    ジャガイモのマルチ張り
    人参の種蒔き
    メロン類の苗の植え付け
    他の圃場の地回り
    スイカ/メロンの植え付け準備
    茄子の追加植え付け
    薩摩藷の苗予約

○現在の課題

    ハンマーナイフモアの修理
    山の田
    畦草刈り
    夏野菜の支柱立て
    トラクターの作業機換装

塩田平便り:稲刈をちょっとやって玉葱畑の準備

 塩田平は週末2日とも強い霜が降りました。近くの山も色づき始め、田畑の周りの紅葉も進みました。天気が良いと、景色が本当にきれいです。強い霜が降りれば夏野菜は枯れてしまいますので、その前に収穫を終えなければなりません。時間的に、出来の良い夏野菜と南瓜のすぐ見つかる分だけしか収穫できませんでした。南瓜畑は部分的に雑草のジャングルになっていて、ジャングルの中の南瓜はすぐには見つからないのです。でも霜も直接降りませんので、気温がこれ以上下がる前に収穫すれば何とかなります。ピーマンなどは実も傷んでしまいがちですが、来年のための種蒔きが遅れているため、そちらを優先しているので、野菜の様子を見に行く余裕も無い状態です。

 先週は麦畑に切り藁を撒きました。近所の知り合いの大工さんが藁カッターを持っているので、それを借りて来たので仕事は早かったのですが、それでも4日かかりました。もちろん仕事もありますし、稲刈中断中の4枚目の田んぼの稲架が、強風で倒れてしまったのを直したりもしていたので、丸々4日かかったわけではありません。藁を撒き終わったので週末は稲刈に戻りたかったのですが、稲束を干す稲架が足りなそうだったのと、何週間も干して乾燥が進んでいたので、早く刈った分は2日がかりで脱穀しました。籾で180キロ位あったでしょうか。週明け雨の予想だったので、その前にと稲刈を再開しましたが、残念ながらぬかるみに阻まれて、全部は刈り終わりませんでした。

 もう一息なのですが、長靴が取られてしまうほどで、倒伏した稲も泥に埋まっていたり、大きな稗が生えていたりで苦戦して、残っていた稲の半分強を刈ったところで時間切れになってしまいました。刈り終わった稲束の稲架に掛ける作業は母やパートナーがやってくれたので、かなり進みました。面積的には、全部の田んぼの7割が刈り終わり、6割が脱穀まで終わったことになります。今刈っている4枚目の田んぼで残っているのは3%あるかないかなので、刈ってしまって切りを付けたいのですが、足場が悪いので半日はかかりそうです。遅れている玉葱の苗の植付け準備ができてしまう時間です。遅れている玉葱を優先しなければなりません。

 今年の玉葱は小さな減反田に植えます。水はけを良くするための弾丸暗渠を引いたまま、手つかずでした。家から近いので、耕耘機にライムソワーという、石灰を撒くための機械を付けて、耕耘機に引っ張ってもらってライムソワーに乗って減反田まで行きました。ライムソワーでも、油粕や牡蠣殻、グアノなどの粒状の肥料なら撒くことができるのです。肥料を配合して混ぜ合わせて撒きます。肥料を撒くのに4時間ほど、それからトラクターで耕すのに2時間ほどで何とか玉葱を植える準備ができました。今年はマルチを張って作るつもりなので、マルチを張るところまでやりたかったのですが、このまま出張です。今週はこれから3日間、先週は東京3往復と出張が多く、早起きして田畑に行ける日があまりありません。

 麦の種蒔きが終わったので、この時期大きいのは田んぼと玉葱だけです。小さいものでは、ニンニクや豌豆など、10月に種蒔きする予定だったものは遅れています。でもこの秋は暖かいので、今でも間に合うかもしれません。9月に種を蒔いた、大根や野沢菜などの冬野菜は順調に成長して、すっかり大きくなりました。主作物は専門機関に放射能検査に出していますが、幸い今のところ全く検出されていません。初収穫の春菊をおひたしにしてみましたが、本当においしい。野菜一つで幸せな気分になれるというのは、本当に幸せなことです。塩田平冬はそれなりに寒いので、もうしばらくすると、出来ないことの方が多くなります。何をするか迷っている今が、一番楽しい時かもしれません。

残念ながら今日の稲刈りはここまで

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 本降りになって来て、田面が緩んで足を取られてしまって稲刈が難しくなって来たので、今日はここまでです。残っているのは、右側の一部だけで、全体の1-2%位かと思うのですが、激しくぬかるんでいるので、後半日はかかりそうです。

稲刈り終わってくれるか

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何とか天気が持ってくれているので、稲刈りの続きをしに田んぼにきました。

 うーん。昨日刈ったあとに、水が溜まっています。浸水しているようです。少しでもバインダーで刈れないかと期待していたのですが、ちょっと無理かも。

とりあえず脱穀

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 麦の種蒔きで稲刈を中断したままのこの田んぼ。父が手刈りしてくれていますが、まだ刈り終わりません。最初の稲刈りから3週間ぐらい経ってしまったので、最初に刈った分は脱穀した方が良いと思い脱穀機を持ってきました。脱穀すれば稲架も開くので、新しく立てなくても刈り終わった稲束を干すことも出来ます。

塩田平便り:稲刈をお休みして来年のための種蒔き

 塩田平から尾根を一つ越えた丸子町では、連日霜警報が出ているそうです。先週ミーティングの後立ち寄ったお店のマスターが話していました。例年なら、塩田平も10月下旬には初霜が降りることが多いので、不思議なことではありません。ただ、今年は昼間の温度が高く、寒さを感じるのは夜の間だけです。この間まで暑い日が多かったのに、突然冬の気配で、秋はどうしてしまったのだろうという感じです。本当は、10月も終わりのこの時期までに、来年のためのの種蒔きや苗の植付けが終わっていなければなりません。幸いこの1週間は雨も降らず、稲刈も少し進みましたが、まだまだ先が見えません。稲刈が終わってから種蒔きでは間に合いそうもありません。稲刈を中断して種蒔きに専念することにしました。

 一番大変なのは麦の種蒔きです。大面積は初めてです。まずトラクターで耕起し、ずっと返してもらっていない播種機を返してもらい、整備して播種機で蒔かないと終わりません。日曜日朝から雨の予報でした。田んぼなので、雨が降るとぬかってしまい、耕起も播種も出来ません。金曜から麦蒔きの準備を始めました。まずは途中までになっていた、麦と、玉葱を植える予定の減反田に弾丸暗渠を引きました。そしてサブソイラをロータリーに換装しました。麦を蒔く予定の減反田を耕します。栽培指針では、深く細かく耕起することになっていますが、土壌構造を壊したくないのと、時間もないので浅く起こします。それでも土があまり荒いと播種機がうまく種を蒔いてくれないでしょうから、2回耕起しました。耕し終わったのがもう日曜日の午前中でした。霧雨が降ったり降らなかったりです。

 幸い播種機も比較的短時間で整備でき、種蒔きを始めることができました。最初の調整に手間取りましたが、雨との競争なので、蒔き始めたら細かいことは気にせずどんどん蒔いて行きます。でも幸いなことに、たまに雨が風で運ばれてくる位で、全部蒔き終わるまで本格的な雨にはなりませんでした。そのまま稲刈に移ろうとしたのですが、直後に雨が本格的に降り出しましました。10月中に麦の種蒔きが終わり、大変ラッキーでした。あとは霜が降りる前に夏野菜の最後の収穫と、ニンニクや玉葱、豌豆の種蒔きを進めなければなりません。状況を見に山あいの畑に行ってみてビックリ。南瓜の葉っぱが枯れています。家の周りは霜が降りてなくても、ちょっと高いところは霜が降りていたのです。南瓜を霜に当てると傷んでしまうので、とりあえず先に南瓜の収穫をしました。

 散々苦労したので、激しく倒伏している稲を刈る方法が大体分かりました。激しい倒伏というのは、稲が根元からべったり寝てしまっています。隣の稲が上に倒れ込んでいると、バインダー(稲刈機)が乗っかった稲も掻き込んでしまい、絡まって機械が止まってしまいます。だから穂先の方ではなく、根元の方から刈るしかありません。幸い倒れた方向はほぼ同じ方向で、植付けた条から直角に倒れていたので、刈り取りやすく助かりました。それでも時間はかかります。まず倒れている稲を引き起こさなければなりません。稲の条にそって、1列ずつ細い棒を差し込み、引き起こします。直径2センチ、長さ2メートルほどの電柵の支柱をを使いましたが、これで比較的簡単に引き起こせました。隣の条の稲の上に乗っているので、そこに少し隙間があり、時間はかかりますが比較的簡単な作業です。

 ただ、隣の条の稲株の間に倒れた茎もあります。これが土の中に沈んでいると、棒では引き起こせません。棒で引き起こせなかった茎は手で起こすしかありません。棒を使えば数株まとめて引き起こせますが、土に埋まっているものは一株単位や、深い場合は1本ずつ起こすことになります。起こした稲株は自分で立っていられないので、傾きます。この方向を揃えてやらねばバインダーでうまく刈れません。倒れる方向は、バインダーの前方か、まだ刈ってない部分の反対側です。そしてここが重要なのですが、稲架部同士が交差すると、バインダーの刈り取り部で詰まりやすいので、きれいに揃えなければなりません。ここまでやっていると、2人掛かりで2時間作業して、20メートルほどを10条しか刈れません。

 手で刈った方が早いように思えますが、刈るだけなら早いのですが、束にして結束するのに刈る以上の時間がかかり、バインダーにはとてもかないません。雨で水分が増え、バインダーを入れるのが心配な部分を父が手刈りしてくれていますが、引き起こしながらバインダーで刈る方が、2倍以上刈れます。倒伏さえなければ、1日で1反刈り終わってしまいます。それがもう延べ7日以上作業して、やっと半分強、バインダーが入れられそうなところは全部刈り終わりました。本当に非効率ですが安全なお米を増やしたいので仕方ありません。これまでは倒伏するようなことは滅多に無かったのすが、今後は倒伏しないよう、作り方に工夫が必要なのかもしれません。

ちょっとだけ稲刈り

 昼頃から陽が射してきました。夕方仕事が一段落したので、中断していた稲刈りを再開することにしました。

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 昨日の雨で水がたまっているところもありますが、水が引きやすい奥の方は刈れそうです。父が休憩しています。

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 他に気になることも沢山あるんですが、父が毎日、手刈りしてくれているので、機械で刈れるところは刈っておきたいのです。

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 刈ったままの稲束も沢山ありますが、バインダーを使えるのは自分だけなので、少しでも刈っておきたいのです。稲架に掛けるのは、パートナーにもできます。

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 1時間以上頑張りましたが、暗くなってきました。雨じまいしたバインダーの後ろが、機械で刈れるところの残りです。ほんのちょっとで、倒れてなくて乾いていれば15分もかかりません。それが、倒伏してぬかるんでいると、2-3時間はかかります。

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 来年は倒さないよう気をつけるとして、少し暗くてもできる作業をして終了にしましょう。稲架を立てるのです。写真に、材料が見えます。

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 三脚を立て終わった頃には暗くなりました。見えるかな。

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 見えないと思いますが、完成しました。今日の作業はここまで。出張中に、パートナーが少しずつ進めておけます。

ひたすら手刈り

 一番大きな貯水池のそばの田んぼ(池の田んぼ)は、水がしみ出して来て、乾燥しない場所があります。稲刈機(バインダー)で刈れるところは刈り終わってしまったので、今日から手刈りの開始です。

 僕は午前中は会議があったので、手伝いに来てくれたK先輩と父に先に刈り始めてもらいました。

倒伏した稲を手刈りして束にする

 水溜まり状態でぬかるむ田んぼでの稲刈は重労働です。しかも今年は雑草大繁殖の上に稲が倒伏しているので、さらに大変です。先週雨が降ったので、水が一段と増えています。

倒伏している稲と刈り取った稲

 会議が終わり僕も参加。会議の参加者のFさんも手伝ってくれ、4人で刈りましたが、まだかなり残っています。作業終了時の写真を撮ったのですが、暗くなるまで作業していたので、写りが悪くてよく見えませんね。

まだかなり残っています

 でも主なところはバインダーで刈り終わり、稲架に掛けて乾燥中です。

沢山刈って乾燥中

引き続き池の田んぼの稲刈

  今日は合原の高校の先輩のKさんが手伝いに来てくれました。雨の可能性が高かったので、最初は青木の田んぼで脱穀の予定でした。池の田んぼはぬかりやすいので、一度雨が降ると、晴れてもしばらくは稲刈機(バインダー)での稲刈は難しいかもしれないと思ったからです。幸い雨にならなかったので、池の田んぼの稲刈を続行することにしました。バインダーで刈れるところは刈り終わり、後は水が抜けていないので手刈りです。少し手刈りした所で雨がぱらつき始め、暗くなったので、刈った束を稲架に掛けて終了しました。Kさん、ありがとうございました。