米の熟度確認

 ご近所でも早い田んぼは先週末に稲刈りが始まり、もう脱穀も終わったところもあります。今年は例年に比べて低温かと思っていましたが、そうでもないようです。

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 三角田んぼから見下ろしたところですが、倒伏している田んぼも多い様です。今年はいつも以上のように思いますが、正確に記録しているわけではないので気のせいかもしれません。

 わが家の田んぼもそろそろ稲刈りの準備をはじめた方が良いかも知れません。稲は最初は緑色な訳ですが、段々黄色く色づいてきます。8-9割が黄色くなったところで刈り取りです。黄化すればすぐ刈り取りというわけにはいきません。田んぼは水を張っているので、まず水を抜いて乾燥させて土を固めないと、稲刈機(バインダー)が動けませんし、歩くだけでも大変です。

 周りで稲刈りが始まるとそわそわしてきますが、わが家の田んぼは最初の種蒔きで1-2週間周囲より遅いし、有機栽培なので1週間は余分に時間がかかります。作業しやすい様8月下旬に水を止める人もいますが、有機栽培では最後の生育が収量に影響すると言われていて、ギリギリまで水を抜かない方が良いと言われています。つまり稲刈りの日を予測して、ギリギリまで水をかけることになります。田んぼによって乾きやすい田や水が抜けずぬかるむ田がありますし、雨が降れば乾きませんので、その辺りは適宜判断が必要です。

 わが家ではを参考に刈り取り時期を予測しています。稲穂のどの位置がどれ位黄色くなれば、あと何日で9割黄色くなるか予想できるわけです。穂の上部2/3の最初の枝の籾が一通り黄化してから2週間で稲刈りです。田んぼと天気を見て、いつ水を抜くか決めることになります。

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 石の田んぼです。大分黄色くなってきました。隣の田んぼは稲刈り中です。わが家も稲刈りしたい。

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 穂を見るとちょうど目安の感じです。稲刈りは2週間後ぐらいでしょうか。この田んぼは水は抜けやすいので、水を掛けるのをやめ、今週末には水を抜くことにしましょう。

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 三角田んぼです。結構稔っているように見えます。結構稗が出てますね。

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 でも穂を見るとまだまだ青い。この田んぼはお布団を敷くのが最後になってしまったこともあり、もう少し様子を見る必要があります。水も入れ続けなければ。

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 池の田んぼ。ここは鴨と稗にやられてしまいかなり悲惨です。でもそれなりにお米も出来ています。稲は強い。

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 登熟が進んでいるところと、

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 まだまだのところ。草などの影響で生育にかなり差がついてしまっています。全体の傾向で判断です。もう少し様子を見る必要があります。ただここはぬかるむので、出来れば早めに水を抜きたいところです。

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 家の田んぼ。ここも稔っているように見えます。

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 でも下の方はほとんど青い。まだ3週間以上かかりそうです。お布団を敷いたのは最初だったのですが、なぜか毎年時間がかかります。特に今年は水管理がうまく行かずにしょっちゅう水を入れていたので、温度が下がってしまったことが影響していそうです。

 こんな感じで、稲刈りは10/4-5の週末にスタート。その後2-3週間かけて順番に刈って行くことになりそうです。

玉葱と白菜の種蒔き

 玉葱の種蒔きが遅れていますが、ジャガイモを掘る余裕が無いので畑が空かず、苗床を用意できません。去年苗箱で育てた苗を買ってみたところ、活着が良く育ちが良かったので、苗箱で作ってみることにしました。ただ、基本直播きでやって来たので育苗はあまり経験が無く、肥料の量がわかりません。まずは露地と同じと仮定して計算してみることにしました。

 育苗土が問題でしたが、近くのホームセンターで有機肥料のみの育苗土を見つけました。ついでに白菜の苗も育てたいので、白菜の分は肥料を追加したいところです。また、育苗ポット用の土ではセル苗には荒過ぎるので、土を混ぜたいので、その分の肥料も計算しなければなりません。

 玉葱は窒素は25kgもあれば良いと思いますが、白菜は40kg必要です(共に反当)。ただし玉葱はリン酸の要求量が多く、pHも高めが良く育ちます。育苗期間を考えるとグアノを追加すれば良さそうです。

 窒素は現物量で平米25gと40gです。育苗箱に入れる土の深さが5センチ強なので平米50リットルです。50リットルに25gということは1リットル0.5グラム。市販育苗土の成分を見ると0.18g。育苗箱の場合は露地の1/3で良い様です。計算が面倒なので、玉葱は0.2g/L、白菜は5割増しで、0.3g/Lとします。

 0.2gの窒素は油粕にして4g。4gの油粕は容積で8mlです。容積で土の0.8%、白菜は1.2%になります。買って来た土は有機肥料入りとなっているものの成分量の記載がありません。いずれにしろ有機肥料はすぐには肥効が出ないので、土に入っている分は無視しても大丈夫でしょう。まず玉葱の配合で土を用意し、白菜の分は油粕を追加することにします。買って来た土が25L入りなので、以下の配合でやってみます。

○玉葱用の育苗土

・購入培土25L
・土   25L
・油粕 400ml
・グアノ400ml

○白菜用の育苗土

 玉葱用の育苗土に、容積の0.4%の油粕を追加

 玉葱用の育苗箱は約30×50センチ。ここに5センチの土を入れて散水後種子を2.5ml蒔き、1センチ覆土して良く押さえる、という作り方をやってみます。2.5mlは約300本で多過ぎる気もしますが、露地での育苗ではコオロギに食べられて1/3になってしまいます。今回はわかりませんが、1/3になるならもっと蒔かねばならないので、少ないよりは多めで良いでしょう。

 白菜はセルポットでの育苗です。本当はピートモスなどの保水力のあるものを増やしたいのですが、今回は時間も無いので玉葱と同じでやってみます。さてどうなることやら。

さあジャガイモを掘ろう

 会社の人がジャガイモ掘りを手伝いに来てくれました。昨晩飲みすぎで弱気になっていたのですが、既に1カ月近く遅れています。意を決してトラクターからロータリーを外し、今年新たに購入した掘り取り機を取り付けました。

 わが家のジャガイモは1.5メートル畝に2条植えという独特の作り方をしています。これまでは耕耘機に鋤を取り付けて1条ずつ掘っていました。力一杯押してやらないと、浅くなって芋を切ったり、力負けしたりしてしまいますので大変疲れる作業でした。今年はトラクターで1.5メートル幅が掘れる機械を導入してみたのです。

 掘り取り機を取り付けるのは今日が初めてです。ヤフオクで中古を買ったので、家のトラクターに取り付けられるか、ちゃんと動いてくれるかもわからなかったのですが、とりあえず取り付けは出来ました。

 ただ、掘り取り機を駆動するドライブシャフト(ユニバーサルジョイント)の長さが合いません。3つ交換してみましたが届きません。トップリンクの長さも合いません。予備のシャフトがもう2本ありますが長過ぎて付きません。シャフトは機械に合わせて切って使うのですが、今から切っていては今日は作業できません。

 2時間ほど試行錯誤して、壊れたと思っていたシャフトをトラクターの3点リンクの油圧で押してみるとスライドするようになりました。ちょっと短いようですが使えそうです。掘り取り機の角度が付き過ぎている気がしますが、これ以上水平にするとドライブシャフトが届きません。とりあえずトラックに乗せて畑に持って行ってみました。

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 今年は1反以上植えたのですが、ポリさんに土をかけてマルチをかけてもらおうと思っていたのですが、両方ともやってもらえないままになってしまい、雑草がぼうぼうになってしまいました。2度ほど草を刈ったのですが、また伸びてしまい、膝より上まで草に覆われています。

 まず1畝をハンマーナイフモアで往復して畝の上の草を刈ります。土があまりかかっていないのでギリギリまで刈るとジャガイモも切ってしまいます。雑草も根も大分残った状態ですが、トラクターを入れてみました。

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 特に調整もしないでちゃんと掘ってくれました。信じられません。大成功です。

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 本当なら掘った土が先に落ち、土より粒が大きい芋は土の上に残るはずです。ところが芋が小さい上に雑草の根で土が固まって大きくなっているので、芋の上に雑草と土が落ちてしまいます。土と草をどければ芋が出てきます。

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 畝は40メートルほどあるので、土をどけながら芋を集めるのは重労働です。草ぼうぼうのおかげで収量はかなり少なく、1畝で40kgほどでした。今日は1畝ちょっとしか掘れませんでしたが、早く掘り終わりたいものです。

ますます鴨にやられる

 残念ながらますます鴨にやられています。

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 昨日敷いたお布団の上も足跡だらけ。大きな穴が沢山開いています。もちろん昨日網を張った上も散々踏まれています。足跡が無いのはたった今敷いたところ。網を張る前にお布団を敷き終わらないといけないので、大急ぎで敷きました。幸い鴨が来ているのは池の田んぼだけです。石の田んぼの網も2割ほど張ってない部分があるのですが、まずは池の田んぼを網で覆わなければなりません。

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 こんなに穴だらけです。鴨に踏まれた網に綿マルチが絡まって固まってしまっているので引きはがさなければなりません。

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 研修生のポリさんと一緒に網を張ります。

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 真っ暗になる直前にやっと全面に網を張り終わりました。昨日大きな網を張ったのですが、残った面が複雑な形だったので、2枚の網に分けて、計3枚の網で覆いました。

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 大急ぎで張ったので、端の方や網の継ぎ目に少し覆えて無い部分も残りましたが、多分大丈夫でしょう。これで鴨を撃退できると良いのですが。

鴨にやられました

 朝池の田んぼに行ってみると、昨日敷いたばかりのお布団が鴨にやられていました。

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 全面鴨の足跡だらけです。

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 お布団敷きの続きをやる予定でしたが、鴨対策が先です。防鳥網を張らなければ。

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 網を拡げます。

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 一昨日石の田んぼの網張りを手伝ってくれたKさんがたまたま通りかかりました。お願いしたら手伝ってもらえるとのこと。助かりました。防鳥網の扱いは非常に難しいのです。特に今日張る一番大きい防鳥網を張るのは非常に難しいのです。経験者に手伝ってもらえば随分助かります。

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 何とか張り終わりました。綿マルチはほぼ全部覆えました。一安心です。続きにお布団を敷き始めます。端っこの真っ白い1列が新しく敷いたお布団です。

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 ここまでで時間切れ。あとはポリさんにお願いします。

鴨避けの網を張る

 池の田んぼのお布団敷きも進めたいのですが、パートナーがお布団を敷き終わった石の田んぼに鴨が来ることを心配するので、先に石の田んぼに網を張ることにしました。

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 お布団を敷き終わった石の田んぼ。お布団を敷く前に鴨が泳いでいたので、張っておくに越したことはありません。

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 パートナーが防鳥網を買って来ました。これを張ります。

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 2人掛かりで午後いっぱいかかって何とか網を張りました。長さが2割ほど足りませんが、追加で小さな網を張れば良いでしょう。とりあえず今日はここまでです。

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 反対側から張った網を見たところ。鴨を防げれば良いのですが。

家の田んぼの代掻き

 昼休みの間に十分水が溜まったので、本格的に代掻きを始めます。

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 ドライブハローが大きく見えますが、4往復は必要です。 

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 夕方になって雨が降り始めました。1回掻き終わったので、今日はここまでにします。低速で掻くやり方なので、5aの小さな田んぼですが一回掻くだけで4時間位かかりました。明日水が澄んで来たところで、平面が出ているか確認してもう一度掻きます。特に外周はとりあえず漏水を減らすために高速で掻いただけなので、もう2回位は掻かねばならないかもしれません。

代掻き開始

 トラクターの事故で大幅に遅れていた田んぼの準備ですが、昨日やっと田起こしが終わりました。昨日の午後、パートナーと一緒にトラクターのロータリーを代掻き用のドライブハローに換装しました。朝起きて、さあ今日から代掻きだ、と家の田んぼに行ってみたら、昨日満水だったのに全く水がありません。漏水が激しいようです。外周に波板を入れて水を掛けただけなので、仕方ありません。水口から水を入れて、自転車で他の田んぼを見に行きます。

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 石の田んぼは昨晩から水を掛けていたので満水です。水口を止めました。でも水尻がちゃんと閉まってなくて、ジャンジャン水が漏れています。ポリさんも田んぼは初めてなので要領がわからないのは仕方ありません。とりあえず水を止めました。波板がちゃんと入っていないところもあるのでまだ少し漏水しています。池の田んぼは満水でした。

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水を入れた3枚の田んぼの外周だけでもざっと代掻きをして、漏水を減らす必要がありそうです。石まずはの田んぼの外周を掻きます。

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 次は池の田んぼ。水はほぼ満水です。

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 ただ、一部に高い所があります。昨年減反でジャガイモや野菜を作った時に高畝にした名残です。トラクターで十分均平にできれば良かったのですが、作業が遅れているので代掻きを優先しました。

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 ドライブハローで土を引いて均します。フラップを一杯に下げたところで固定できるので、ハローを回さずに土に入れてトラクターで引きます。逆に窪みを作ってしまったりしてなかなか難しいのですが、ざっと均して後はじっくり代掻きすれば何とかなるでしょう。

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 外周を掻き終わりました。池の田んぼは道路際から水が湧く困った田んぼで、道路際はいつも湿田状態で25馬力クラスのトラクターでははまってしまうこともしばしばです。ただ、水を入れれば土が動いてくれるので、注意深くやれば何とか代は掻けます。

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 家の田んぼの番です。2枚の田の外周を掻いている間に大分水が溜まりました。もう少しあった方が良いのですが、外周を掻く分には大丈夫そうです。しかしハローは大きくて、ほとんど道一杯です。車が通る前に早く田んぼに入らねば。

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 家の田んぼの外周も掻き終わりました。もうお昼です。お昼の間に水が溜まってくれれば、午後は家の田んぼの代掻きを始めたいところです。