大きな田んぼの仕上げ代2日目

 6時起きで出勤前に代掻きの続きです。荒代は終わって仕上げ代の途中です。

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 時間なのでここまで。あと4時間分です。ふと見ると鴨がいました。それも4羽も。けしからん。

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 回りの田んぼにも水が入っているのに、うちの田んぼだけに良くいます。そう言えばうちの田んぼだけ賑やかです。水面を泳いでいる蛙や虫が沢山います。他の田んぼの水面は静かで動きがありません。農薬や除草剤を撒かないのはうちだけなので、鴨のえさも多いという事のようです。

ついに代掻き再開

 ゴールデンウィークに終わらなかった大きな田んぼの代掻きですが、やっと手を付けることができました。最初あまり水が無かったので、水が回ったところ少しだけを掻いたままになっていました。

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 トラクターも1週間以上前に止まったまま。

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 まず外周からです。一番外側を掻きたかったのですが、波板が倒れていて邪魔なので、その内側を掻いています。

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 最初の荒代なので、全面耕したままの状態です。

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 代掻きを続けて内側は掻き終わったので、後は外周です。

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 途中で憎い鴨発見。お布団を敷いても鴨が来て、お布団の中の種籾をみんな食べてしまいます。

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 荒代は掻き終わり、仕上げ代も4往復掻きました。次はここから。

米の熟度確認

 ご近所でも早い田んぼは先週末に稲刈りが始まり、もう脱穀も終わったところもあります。今年は例年に比べて低温かと思っていましたが、そうでもないようです。

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 三角田んぼから見下ろしたところですが、倒伏している田んぼも多い様です。今年はいつも以上のように思いますが、正確に記録しているわけではないので気のせいかもしれません。

 わが家の田んぼもそろそろ稲刈りの準備をはじめた方が良いかも知れません。稲は最初は緑色な訳ですが、段々黄色く色づいてきます。8-9割が黄色くなったところで刈り取りです。黄化すればすぐ刈り取りというわけにはいきません。田んぼは水を張っているので、まず水を抜いて乾燥させて土を固めないと、稲刈機(バインダー)が動けませんし、歩くだけでも大変です。

 周りで稲刈りが始まるとそわそわしてきますが、わが家の田んぼは最初の種蒔きで1-2週間周囲より遅いし、有機栽培なので1週間は余分に時間がかかります。作業しやすい様8月下旬に水を止める人もいますが、有機栽培では最後の生育が収量に影響すると言われていて、ギリギリまで水を抜かない方が良いと言われています。つまり稲刈りの日を予測して、ギリギリまで水をかけることになります。田んぼによって乾きやすい田や水が抜けずぬかるむ田がありますし、雨が降れば乾きませんので、その辺りは適宜判断が必要です。

 わが家ではを参考に刈り取り時期を予測しています。稲穂のどの位置がどれ位黄色くなれば、あと何日で9割黄色くなるか予想できるわけです。穂の上部2/3の最初の枝の籾が一通り黄化してから2週間で稲刈りです。田んぼと天気を見て、いつ水を抜くか決めることになります。

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 石の田んぼです。大分黄色くなってきました。隣の田んぼは稲刈り中です。わが家も稲刈りしたい。

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 穂を見るとちょうど目安の感じです。稲刈りは2週間後ぐらいでしょうか。この田んぼは水は抜けやすいので、水を掛けるのをやめ、今週末には水を抜くことにしましょう。

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 三角田んぼです。結構稔っているように見えます。結構稗が出てますね。

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 でも穂を見るとまだまだ青い。この田んぼはお布団を敷くのが最後になってしまったこともあり、もう少し様子を見る必要があります。水も入れ続けなければ。

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 池の田んぼ。ここは鴨と稗にやられてしまいかなり悲惨です。でもそれなりにお米も出来ています。稲は強い。

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 登熟が進んでいるところと、

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 まだまだのところ。草などの影響で生育にかなり差がついてしまっています。全体の傾向で判断です。もう少し様子を見る必要があります。ただここはぬかるむので、出来れば早めに水を抜きたいところです。

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 家の田んぼ。ここも稔っているように見えます。

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 でも下の方はほとんど青い。まだ3週間以上かかりそうです。お布団を敷いたのは最初だったのですが、なぜか毎年時間がかかります。特に今年は水管理がうまく行かずにしょっちゅう水を入れていたので、温度が下がってしまったことが影響していそうです。

 こんな感じで、稲刈りは10/4-5の週末にスタート。その後2-3週間かけて順番に刈って行くことになりそうです。