大根と大蒜の追い蒔き他

 春蚕さんにお手伝いいただいて遅れていた作業を進めていきました。

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 1畝だけ大根を蒔いておいたのですが、欠株が多かったので追い蒔きをしましたが、追い蒔きも時間がなく途中になっていました。最初に蒔いた大根は思ったより大きくなってくれていて一安心ですが数が少なすぎます。追い蒔きを終えました。

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 白菜とキャベツはよく育ってくれています。普通はキャベツが青虫にやられるのですが、被害は少ないようです。鶏小屋の畑に白菜とキャベツの苗を少しだけ植えたのですが、そちらもキャベツには虫害がない代わりに白菜は完全に虫にやられてレースのカーテン状態です。こんなことは初めてです。

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 サツマイモの探り掘りをしてみました。掘るには早いかな、というものもありましたが、十分大きくなったものもありました。これも一安心です。

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 大蒜のために用意した畝が1畝残っていました。前回植えきれなかった小さな大蒜やムカゴも植えていきました。

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 この春ではなく、昨年の春から掘り損なったままの大蒜があり、鼠算式に数が増えて数十本芽が出ているところが何箇所かありました。密集しているのでそれぞれは大きくなっていません。掘り起こして植え直しました。

 小さな種球も思った以上にたくさんあり、1畝全部に植えても少し残ってしまったぐらいでした。とにかく大蒜も植え終わりました。

白菜の苗を植える

 先週プラグ苗を沢山買ってきたのですが、雨続きなのと忙しいので全く植える余裕がありませんでした。。プラグ苗は土の量が少ないので、すぐに肥切れして老化してしまうので急がなければなりません。雨の中ですが植えることにしました。

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 白菜が約200本、キャベツが約100本、ブロッコリーとレタスも少し買ってきました。

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 堰の畑に植えます。8月下旬に草を刈ったのに、雨ばかり降るのでまたこんなに伸びています。このままでは植えられません

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 大根を少し蒔いておいたところは再度除草しておいたので、草に覆われてはいませんが、思ったより芽が出ていません。再度播種しなければ。

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 サツマイモの畝も草に覆われつつあります。雨の中では除草しにくいので困ったものです。

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 白菜を植えるために畝の上だけ仮払機で草を刈ります。去年玉葱を作った時のマルチが張りっぱなしなので、その穴の草を刈ってそこに苗を植えていきます。

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 1時間弱で30本ほど植えることができました。父を鍼灸院に送っていかねばならないので、今日はここまでです。

玉葱と白菜の種蒔き

 玉葱の種蒔きが遅れていますが、ジャガイモを掘る余裕が無いので畑が空かず、苗床を用意できません。去年苗箱で育てた苗を買ってみたところ、活着が良く育ちが良かったので、苗箱で作ってみることにしました。ただ、基本直播きでやって来たので育苗はあまり経験が無く、肥料の量がわかりません。まずは露地と同じと仮定して計算してみることにしました。

 育苗土が問題でしたが、近くのホームセンターで有機肥料のみの育苗土を見つけました。ついでに白菜の苗も育てたいので、白菜の分は肥料を追加したいところです。また、育苗ポット用の土ではセル苗には荒過ぎるので、土を混ぜたいので、その分の肥料も計算しなければなりません。

 玉葱は窒素は25kgもあれば良いと思いますが、白菜は40kg必要です(共に反当)。ただし玉葱はリン酸の要求量が多く、pHも高めが良く育ちます。育苗期間を考えるとグアノを追加すれば良さそうです。

 窒素は現物量で平米25gと40gです。育苗箱に入れる土の深さが5センチ強なので平米50リットルです。50リットルに25gということは1リットル0.5グラム。市販育苗土の成分を見ると0.18g。育苗箱の場合は露地の1/3で良い様です。計算が面倒なので、玉葱は0.2g/L、白菜は5割増しで、0.3g/Lとします。

 0.2gの窒素は油粕にして4g。4gの油粕は容積で8mlです。容積で土の0.8%、白菜は1.2%になります。買って来た土は有機肥料入りとなっているものの成分量の記載がありません。いずれにしろ有機肥料はすぐには肥効が出ないので、土に入っている分は無視しても大丈夫でしょう。まず玉葱の配合で土を用意し、白菜の分は油粕を追加することにします。買って来た土が25L入りなので、以下の配合でやってみます。

○玉葱用の育苗土

・購入培土25L
・土   25L
・油粕 400ml
・グアノ400ml

○白菜用の育苗土

 玉葱用の育苗土に、容積の0.4%の油粕を追加

 玉葱用の育苗箱は約30×50センチ。ここに5センチの土を入れて散水後種子を2.5ml蒔き、1センチ覆土して良く押さえる、という作り方をやってみます。2.5mlは約300本で多過ぎる気もしますが、露地での育苗ではコオロギに食べられて1/3になってしまいます。今回はわかりませんが、1/3になるならもっと蒔かねばならないので、少ないよりは多めで良いでしょう。

 白菜はセルポットでの育苗です。本当はピートモスなどの保水力のあるものを増やしたいのですが、今回は時間も無いので玉葱と同じでやってみます。さてどうなることやら。

残った白菜苗の植え付け

 昨日30本しか植えられなかったので、お昼に残りの70本を植えました。隣のボロボロの張りっ放しマルチにも植えました。

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 全部植えましたが、16本ほど残ってしまい、反対側のブロッコリーの畝の続きに植えました。1時間でできるかと思っていましたが、1時間半かかってしまいました。まとまって植えたところは反当40キロ相当の油粕を入れてあります。別に植えた16本も油粕を施肥しましたが、袋に残っていたものをやったので、少し少なめかもしれません。

白菜とレタス苗の定植

 白菜とレタスのプラグ苗を定植します。プラグ苗(セル苗)は植え付けも手間がかからず、苗代も安くすむのでありがたいのですが、植え付け適期が短いので、普通は予約販売です。菜摘農園のような「ときどき農業」は難しいので、たまたまタイミング良く売りに出ている時しか使えません。

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 まずはリーフレタスを結球レタスの畝の続きに植え付けました。購入して2日ですが、それでも苗の活性が心配になります。幸い大変元気そうです。

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 次は白菜です。苗は100本以上あります。10セルずつ切り分けて売られていたのは既に肥切れ気味だったので、奥の大きなセルを購入してきました。販売店にとっても売れ残りのリスクが大きいのです。一部の葉が黄色くなり始めていますが、子葉もまだしっかりしているので、活着には問題無いでしょう。まずたっぷり水をやっておきます。

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 マルチを張ります。2条植えにするので、まず畝の真ん中に溝を掘って割肥にします。深く掘る必要はありません。肥料が土で大体隠れる程度。白菜は肥料要求量が多いので、反当窒素量で40キロ相当の油粕を入れてマルチを張りました。

 菜摘農園の基本はマルチ張りっ放し栽培です。でも寿命が来たマルチは張り替えます。その場合も、ジャガイモなどの収穫時に剥がしたマルチの再利用に心がけています。再利用なので穴だらけですが、充分効果があります。穴が大き過ぎる場合は2枚重ねて張ります。

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 プラグ苗は小さいので、幅の狭い移植ごてを土に刺し、移植ごてを前後に動かしてできた穴に充分植えられます。マルチに指で穴を開けてから移植ごてを使っても、移植ごてを直接マルチに刺してマルチの穴あけと植穴作りを一遍にやることも出来ます。

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 穴にたっぷり水を入れます。地下にモグラ穴などがあると、入れた端から流れて行ってしまいます。その場合は土を入れたり踏んづけたりして穴に最初は水が溜まるようにします。

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 一杯に入れた水が減って行きます。減り方が速いときは保水力が足りないので、追加で水をやることもあります。

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 すっかり水が染み込んだところで植え付けできます。

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 プラグ苗を置きます。穴が浅過ぎる場合は指でちょっと窪みを作ってやって、ちょうど良い深さにします。

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 周りの土を苗の根鉢(土の部分)に押し付けます。実際には両手で土を寄せますが、片手はカメラを持っているのでご容赦。このとき、根鉢を両側から、または上から押しつぶさないよう気をつけます。重要なのは根鉢と周りの土が密着することですが、そのために根鉢を押しつぶすと根が弱ってしまいます。

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 1時間ちょっとしか時間が無かったので、30本しか植えられませんでした。レタスと合わせて40本弱。苗100本分の畝の準備も含めてですが、思ったより時間がかかってしまいました。しきっ放しマルチに植える場合は、マルチの両側の通路に施肥して、余裕があれば軽く土をかけたり土と混ぜたりします。時間が無い時は少しい多めに肥料を撒いてそのままです。

 出張の時間になったので、続きは明日。

冬野菜畑の畑の見回り

 出張から帰って来て、畑の見回りをしました。今週始め、マイナス7度以下に下がったので、どうなっているのか心配だったのです。

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 水菜が低温で展開してしまっています。

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 野沢菜も・・・。

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 低温に強い白菜も、外葉が開いてしまいました。

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 全滅かと思っていた春菊ですが、しおれた部分はあるものの、生き残っていました。これまで思っていたより耐寒性があるのかもしれません。

 出張から帰って来たパートナーに聞いたところ、前日まではこんな状態ではなかったとのこと。

 11日にマイナス7度以下になったのを心配していたのですが、それだけではなかった模様。気象庁のサイトで気温を確認すると、

  11日 -7.6度
  12日 -4.9度
  13日 -6.7度
  14日 -7.5度

 今朝もマイナス7度以下。というか、連日かなりの低温です。市街で測っているので、山に近くて標高も100mぐらい高い菜摘農園はもっと下がっていたかもしれません。白菜が耐えられるのがマイナス7度前後なので、それ以下でも大丈夫な法蓮草や冬菜以外の野菜には、特に今朝の気温が厳しかったようです。

 予想以上に耐寒性があったのはタアサイ。タアサイだけは元気そうでした。耐寒性があるのは知っていましたが、白菜位かと思っていました。

 例年秋口は玉葱の播種などで忙しく、白菜と大根、野沢菜だけで精一杯で、他の葉物はちょっと蒔ければ良い方です。量が少ないと、厳寒期になる前に食べ終わってしまい、本当に寒い時期まで畑に無いので、耐寒性のテストになることは無かったのでした。

 今年は畑の条件が、手抜きで種蒔きができたので、例年よりたくさんの種を蒔きました。おかげで冬まで色々な野菜があります。

冬野菜畑

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白菜の初収穫に行ったついでに、同じ畑で作っている秋冬野菜の様子を見てきました。稲刈で手こずって放置しているのですが、雨が少ないおかげか、マルチがうまく効いているのか、雑草は大したことがありません。種蒔き後1回も除草せずこの状態です。

真ん中左側が白菜。生育状況は良好です。欠株が多いのですが、面積が広いので、まあまあ収穫できそうです。この数年播種時期に害虫が多く、ほとんどの芽が食べられてしまいます。さらに左の畝も白菜なのですが、今年は秋に忙しく、追い蒔き出来なかったので、8割以上やられてしまいました。

真ん中右は法蓮草。発芽が遅かったのでその間に芽を出した雑草が伸びて、やや押されています。今除草すれば間に合うが、大忙しなのでちょっと厳しいかも。それより、色が悪い株があるのが気になります。今年初めて借りた畑なので勘が働かず、酸度矯正が足りていないかも。わが家の作り方でも、法蓮草だけは酸度矯正が必要です。

法蓮草の右は野沢菜です。順調に生い茂っています。野沢菜の手前にちょっとだけ水菜を蒔きました。こちらの成長も順調。アブラナ科の野菜は発芽が早いので、雑草との競争は法蓮草より有利です。

白菜だけはマルチを張って点蒔きですが、他の野菜は、畝に肥料を撒いてトラクターで1回耕した上に種子を全体に蒔き、トラクターで軽く掻き回して終了という超手抜き農法です。それでもまあまあ出来ます。この方法の場合、種を蒔き過ぎると密生して間引きしないと収穫まで辿り着けないので、播種密度の見極めが最大のポイントです。

 

 

白菜の初収穫

 旅行で買って来た魚で鍋にしようと、白菜を今シーズン初めて収穫するために畑にやってきました。農業の基本は観察ですのでこんなことではまずいのですが、稲刈と秋の植え付けが遅れまくっているので、この畑に来るのも久しぶりです。

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 幸い、雑草も伸びておらず、白菜の生育も順調でした。白菜をたくさん育てる予定だったのですが、発芽不良の追い蒔きをする余裕が無く、マルチの上が空いている畝が結構あります。真ん中右側の畝が苗を植えて育てた白菜、左側の3畝はその後で種を蒔いたのですが、芽がほとんど虫にやられてしまいました。虫にやられなかった株は順調に育っています。本来の収穫目標は12月末なので、それまでに大きくなってくれることでしょう。

 白菜の右側2列は大根です。こちらも順調のようです。

 雑草も作物の生育を妨げるほどではなく、温暖化防止の意味でも、土壌保護のためにも、これぐらい問題が無いことは滅多に無く、ちょっと放置すると雑草が茂って大変なことになることが多いので、頻繁に見に来て、タイミングよく手入れをしなければなりません。

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 早く食べられるように苗を植えた分には、充分大きくなったものあります。植え付けは遅い方だったので、保温資材をかけるか迷ったのですが、その時間もないままになってしまいました。幸い秋が暖かかったので、ちょうど良かったようです。

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 1株収穫しました。2.5キロ以上ある立派な白菜です。外葉まで柔くて、おいしくいただきました。

 さて、収穫した後を良く見て下さい。両側に小さな白菜がありますね。よく見ると、もう一つ上の写真でも、大きい白菜の間に小さな白菜が写っています。真ん中の白菜が先に大きくなってしまい、生育が阻害されてしまったのです。

 農協に希望した間隔で穴があいたマルチの在庫が無く、植え遅れていたので注文している余裕は無かったので、狭いものを買って来ました。ちょっと間隔が狭いけど何とかなるか、と思ってそのまま植えてしまったのですが、やはり間隔が足りなかったようです。

 こういう失敗は滅多にしないのですが、余裕が無い時はろくなことがありません。幸いまだ気温が下がっていないので、小さい白菜ももう少し大きくなってくれるでしょう。

やっと種蒔きが一段落してつむじ風に出会う

 塩田平もちょっと涼しくなってきました。昼頃農作業をしていてもあまり汗をかかずにすむこともあります。種蒔きが遅れているので、日中も作業できるのはありがたいことです。でも週末は暑く、汗で下着がびしょ濡れになってしまいました。種蒔きは軽作業なので、これ位の気温なら耐えられるのですが、問題はここのところ1週間ほど、全くと言っていいほど雨が降らないことです。天気予報でも今後も1週間以上雨の気配がありません。週末に知人が手伝ってくれ、何とか白菜の種蒔きまで漕ぎ着けたのですが、雨が降らねば芽が出ません。芽が出なければ無理して種蒔きした意味が無くなります。

 白菜は畑にマルチというポリエチレンシートを張って作っています。生育促進と雑草の抑草、それに肥料の有効利用と、良いところが多いのですが、マルチ張りが大変です。薄いシートなので、風が吹くと特に大変です。普通は外周に溝を掘って裾を全周土に埋めるのですが、結構重労働です。わが家では省力化のためにマルチ押さえという大きなプラスチックの画鋲みたいなもので土に止めています。これをたくさん刺さないと風でめくれてしまいます。資材費もそれなりにかかりますし、剥がす時の回収も面倒です。マルチャーという、マルチを張る機械があるのですが、高いし、畑を徹底的に耕しておかないとうまく動かなそうなので、これまでは関心を持っていませんでした。

 たまたまネットの動画で、手で引くタイプのマルチャーを使っているのを見かけました。うまく張れています。さすがに畑は良く耕してあります。白菜を作るのはジャガイモの後です。ジャガイモを高畝で作った跡なので、平らにするために普通よりしっかりトラクターで耕します。雑草も少なめで、マルチャーで引けるかもしれません。管理機で引っ張るタイプの動画も探して見てみました。簡単そうです。オークションで探してみると、安価なものがあります。部品が足りないそうですが、他の農機から外せば何とかなりそうです。つい購入してしまいました。ただ、マルチャーを引くためと、その準備をするための管理機が両方ともパンクしています。

 手伝ってくれた知人と、農機のタイヤのパンク修理から始めました。3つもパンクしています。古くてボルトが錆び付いているタイヤでは、3本もボルトを切ってしまいました。でもチューブを交換して使えるようになりました。2日目は2人でマルチャーの試運転です。幅の広い畝に張ろうとしていたのですが、そのマルチャーでは少し狭い畝にしか張れないことが分かりました。抵抗が大きいとうまくいかなように思っていたので、管理機で畝の両側を削りました。管理機で引くにはかなりコツがいることが分かりましたが、何とか張れました。2つ目の畝ではマルチをちぎってしまいましたが、張ることは張れました。ただ、両側をあまりうまく土で押さえられません。

 3つ目の畝は両側の削り方が足りなかったようで、マルチャーが畝の両側を削りながら移動します。ところがこの方が、マルチの裾がうまく土で押さえられるのです。抵抗が無いようにと、畝の両側を削ったのがいけなかったようです。ここまでで、お昼になってしまいました。午後はすごく暑かったので、午後は日陰で薪の整理をし、涼しくなった頃に、少しだけ買った白菜の苗を植付けました。翌日夕方、少し早く帰ってようやく白菜の種を蒔きました。大分時期外れになってしまったものの、これで一安心、と言いたいところですが、翌日も雨が降る気配がありません。正直なところ、すぐに芽が出ても、もう間に合わない可能性が高いのですが、もう1週間雨が降らなければ絶対に白菜が巻きません。その前に寒くなってしまうからです。

 作物に滅多に水はやらないのですが、仕方ないので炎天下水をやりました。早起きして始めたのですが、種蒔きの後マルチを押さえるために管理機で溝を掘ったりしたので、遅くなってしまいました。本当は朝晩の涼しい時間帯に水をやるのですが、種なので多少は大丈夫でしょう。幸い用水路の隣の畑なので、水はバケツで汲めます。最初はじょうろで水をやったのですが、マルチを張っているので穴に入るのはごく一部です。面積が広いので水の量も時間もかかります。仕方ないので1株ずつ容器に汲んでやることにしました。管理機の溝掘りで畝間を削ってマルチの裾に土を載せながら、種の穴にも覆土するという、超手抜き作業です。ゆっくり水をかけてやらないと覆土が水に流されて種が浮かび上がって来てしまいます。

 気をつけなければならないのと、広い畑なので、午前中一杯かかってしまいました。暑い日だったからでしょうか、突然「ボン」と音がしたかと思うと、目の前で空気に小さな渦ができました。ぐるぐる回っているうちに縦に伸びて行き、小さな竜巻のようになりました。つむじ風です。横に移動して行って、マルチの上に来ると、マルチが吸い上げられます。段々渦の周りが大きくなって、すり鉢型に空気が回っています。4本のマルチを張った畝を横切って、掘り残しのジャガイモの畝の上でしばらく回っていましたが、そのうち中心の渦が消えてしまいました。しばらくは周りの空気が回り続けていましたが、そのうち止まってしまいました。

 それほど大きくはありませんでしたが、自分で見た中では一番大きく、こんなに近くで見たこともありませんでした。もう1畝、まだ白菜の種に水をやっていませんが、暑くなったこともあり、家に帰りました。夕方まで仕事をして、暗くなり始めた頃白菜のことを思い出しました。水をやるのは良いのですが、芽が出ても1週間降らなければ枯れてしまいます。実は先週、白菜以外の野沢菜や冬菜、春菊、法蓮草などを、残った畝に袋から直接バラ播き、トラクターで土とかき混ぜる、という超大胆な方法で、1時間ほどで全部蒔いてしまいました。こっちの畝も、ごく一部ですが、芽が出始めています。これもみんな枯れてしまうでしょう。

 仕方が無いので用水からポンプで畑に水を入れることにしました。ところが何年も使っていないので、ポンプのエンジンがかかりません。もう1台も壊れたままで、確か交換部品があったはず・・・。などやっているうちに暗くなってきました。ポンプは明日の朝何とかすることにし、とりあえず残った畝に水やりに行きました。半分ほど水をやったところで、なんと予想外の夕立が来ました。もうほとんど暗かったので、畑を片付けて家に帰りましたが、幸いなことに結構長く降ってくれました。これで芽が出ても安心です。種蒔きが10日は遅れているので、近所の人も心配してくれています。予報では秋の気温は高いそうなので、何とかなると期待しているのですが。