昨日肥料を撒くためのライムソワーや肥料を運んでおいたのですが、それだけで1時間かかってしまったので、肥料撒きは今日に持ち越しました。
この減反田に撒きます。大分遅れているので、頑張らねば。
ちなみに施肥量は、1aあたり油粕40キロ、グアノ10キロ、蛎殻石灰10キロです。成分量は窒素2キロ、リン酸2キロ、石灰4キロ(蛎殻はすぐには効かないので別計算)。
毎年施肥量には悩みますが、今年はマルチ作りに挑戦してみるので、全量元肥です。
昨日肥料を撒くためのライムソワーや肥料を運んでおいたのですが、それだけで1時間かかってしまったので、肥料撒きは今日に持ち越しました。
この減反田に撒きます。大分遅れているので、頑張らねば。
ちなみに施肥量は、1aあたり油粕40キロ、グアノ10キロ、蛎殻石灰10キロです。成分量は窒素2キロ、リン酸2キロ、石灰4キロ(蛎殻はすぐには効かないので別計算)。
毎年施肥量には悩みますが、今年はマルチ作りに挑戦してみるので、全量元肥です。
なんだか毎晩雨が降る塩田平です。4晩連続で雨が降り、これから稲刈の田んぼは水が溜まってしまいました。そもそも水が抜けにくい田んぼなので稲刈が遅れているということもあるのですが、2日ほど雨が降らなくても水が減りません。お手伝いしてくれる人がいたので、3枚目の田んぼを週末に刈ろうとしたのですが、外周1列の2/3刈るだけで3時間かかってしまいました。倒伏した稲が濡れて重く、刈りやすいように起こすのに時間がかかることと、土がぬかるんで、バインダーが滑ってしまうのです。こんなに水が抜けないのはおかしいと思って調べてみると、田んぼの入口で水が止まっていませんでした。雨が降るたびに水が流れ込んでいたようです。排水はチェックしていたのですが、いつまで経っても水が抜けないわけです。
とにかく水が引くのを待つしかありません。水を止めて排水溝を切り直しましたが、また夜に雨が降ってしまいました。田んぼの中の乾燥しやすいところをまず刈ることも出来るのですが、倒伏が激しいのでそれも大変です。バインダーは外周から回りながら刈るように作られているので、稲束を排出する方向が決まっています。往復して刈ると、次に刈る稲の上に排出してしまい、稲束を移動させないと次の列が刈れません。それに倒伏している稲は、人が向きを揃えてやらないと刈れないので、往復するとその度に逆向きに揃え直さなければなりません。大変過ぎます。稲刈を延期することにしたおかげで、お手伝いの人には4箱ほど大根葉を収穫してもらい、福島に送ることができました。
稲刈が終わった田んぼは乾いています。来年は減反で、稲刈が終われば2枚の田んぼで麦を作ります。先にその準備をすることにしました。小麦を大面積作るのは初めてなので、肥料設計から勉強です。長野の栽培指針によると、反当窒素4kgリン酸4kg苦土石灰100kgとのこと。有機栽培は肥料も全て天然のものです。油粕4袋(80kg)、グアノ2/3袋(14kg)、牡蠣殻石灰4袋(80kg)ぐらいです。広い方の田んぼが油粕3袋、グアノ3/5袋、牡蠣殻石灰3袋、狭い田んぼが油粕2袋、グアノ2/5袋、牡蠣殻石灰2袋で作ってみて、様子を見ましょう。有機資材は有効成分の濃度が低いので、大量に散布しなければならず重労働です。使っている肥料は、ライムソワーという、石灰を撒く機械で撒けることも理由の一つです。
まずは排水のための弾丸暗渠を引くことからです。どうしても水が引かないところが残ってしまう田んぼがあり、オークションで安い中古を見かけたので、その排水のために買ったのですが、麦も排水が重要なのです。初めて使うので、トラクターに装着して調整するのに半日かかってしまいました。実際に使ってみて、またリンクロッドやユニバーサルジョイントの長さを変更しなくてはなりませんでしたが、一応引くことはできました。ただ、30センチ以上の溝が切れるはずなのですが、25センチ位しか切れません。もう少し調整のしようがあるのかもしれませんが、とりあえず今年はこれで良しとしましょう。次は肥料を混ぜ合わせてライムソワーで撒きます。前に使った畑に置いてあったライムソワーを運んできてちょっとショック。撒き残した油粕に雨水が入って固まっています。
散布できないし、量の調整ができません。週末来ていた母も一緒に、3人で粘土状になってしまった油粕を掻き出しました。散布量を調整する細かい隙間をきれいに掃除するのに1時間以上かかってしまい、暗くなってしまいました。肥料撒きはまた翌日です。雨が降っても大丈夫なように、シートでカバーして終わりにしました。翌日は快晴でした。早起きして、肥料を撒き始めます。わが家のライムソワーは耕耘機で引っ張るタイプです。クボタのT7という古い耕耘機があり、それで引っ張ります。最初は肥料が均等に落ちませんでしたが、撒いているうちに段々きれいに撒けるようになりました。残念ながら会社の行事があり、9割撒き終わったところで出かけました。
翌日続きをやる予定でしたが、2枚目の田んぼの稲の乾燥が進み、水分が14.5%まで下がってしまいました。すぐに脱穀しなければなりません。明るいうちに終わるつもりでしたが、いつもの読みの甘さで終わった時は真っ暗。あきらめて翌朝早起きして、肥料を撒き終わりました。反省点は、暗渠を掘った後が凸凹で、肥料が撒きにくいこと。それに肥料を撒く時にせっかく掘った溝をつぶしてしまいます。どうも先に肥料を撒いてから暗渠を掘った方が良さそうです。もう1枚の田んぼでは逆の順番に作業しましょう。この後、トラクターで耕起してから、トラクターに播種機を取り付けて麦の種を蒔きます。その間に雨が降ってしまうと、田んぼなので土がドロドロになってしまいます。稲刈同様、こちらも天気との相談です。
麦の準備をはじめたら、そのまま続けたいところですが、外周の一部だけ刈ったまま1週間近く経ってしまった3枚目の田んぼも乾き始めました。まずこちらからです。稲も土もほぼ乾燥してくれたおかげで、全部刈り終わるのに3時間もかかりませんでした。稲架を立てて、稲架掛けはパートナーに任せ、4枚目の田んぼの稲刈を始めました。ただ、こちらはさらにひどい倒伏。バインダーの性能に期待してそのまま刈ってみました。3条ほど刈ったところで暗くなりました。さて、明日からどうしましょう。刈れないことはありませんが、脱穀する時に無駄が多そうです。引き起こしながら刈れば良いわけですが、この田んぼは広いので、かなり大変です。麦蒔きの準備が追いつかなくなるかもしれませんが、やはり基本に忠実が一番でしょうね。
やっと肥料散布まで辿り着きました。玉葱は5畝位作るので、肥料も沢山要ります。反当成分量で、窒素25キロ、リン酸30キロ、石灰分として牡蠣殻を40キロ、それにセシウムの吸着を少しでも阻害するために、草木灰を20キロ撒きます。実物は、油粕とグアノです。油粕には窒素が5%、グアノにはリン酸分が23%、石灰も30%含まれています。
ライムソワーと言う、石灰を撒く道具を耕耘機で引っぱり、肥料を撒きます。
前は20キロの肥料袋を抱えて振り回していましたが、広い面積は大変です。ほとんどの野菜は、雑草を刈って鋤込めば、油粕だけで作れますが、玉葱はリン酸分が必要で、酸性も好まないので、アルカリ資材も必要です。広い畑に何種類も撒くのも大変ですし、肥料を大きな容器で混ぜ合わせて、撒くためにまた袋に詰め直すのも大変です。ライムソワーの中で混ぜてそのまま撒くので簡単ですし、座っていれば耕耘機が引っ張ってくれます。均等に撒けるので作物も良くできます。
ただ、設定を間違えると撒いた量が少なくて2度撒かねばならなかったり、沢山撒いてしまって肥料が足りなくなったりします。今回もちょっと多く撒き過ぎてしまい、肥料が足りなくなったので途中で補充しました。
残念ながら1枚の畑に撒き終わる前に暗くなってしまいました。残りは明日の作業です。