玉葱と白菜の種蒔き

 玉葱の種蒔きが遅れていますが、ジャガイモを掘る余裕が無いので畑が空かず、苗床を用意できません。去年苗箱で育てた苗を買ってみたところ、活着が良く育ちが良かったので、苗箱で作ってみることにしました。ただ、基本直播きでやって来たので育苗はあまり経験が無く、肥料の量がわかりません。まずは露地と同じと仮定して計算してみることにしました。

 育苗土が問題でしたが、近くのホームセンターで有機肥料のみの育苗土を見つけました。ついでに白菜の苗も育てたいので、白菜の分は肥料を追加したいところです。また、育苗ポット用の土ではセル苗には荒過ぎるので、土を混ぜたいので、その分の肥料も計算しなければなりません。

 玉葱は窒素は25kgもあれば良いと思いますが、白菜は40kg必要です(共に反当)。ただし玉葱はリン酸の要求量が多く、pHも高めが良く育ちます。育苗期間を考えるとグアノを追加すれば良さそうです。

 窒素は現物量で平米25gと40gです。育苗箱に入れる土の深さが5センチ強なので平米50リットルです。50リットルに25gということは1リットル0.5グラム。市販育苗土の成分を見ると0.18g。育苗箱の場合は露地の1/3で良い様です。計算が面倒なので、玉葱は0.2g/L、白菜は5割増しで、0.3g/Lとします。

 0.2gの窒素は油粕にして4g。4gの油粕は容積で8mlです。容積で土の0.8%、白菜は1.2%になります。買って来た土は有機肥料入りとなっているものの成分量の記載がありません。いずれにしろ有機肥料はすぐには肥効が出ないので、土に入っている分は無視しても大丈夫でしょう。まず玉葱の配合で土を用意し、白菜の分は油粕を追加することにします。買って来た土が25L入りなので、以下の配合でやってみます。

○玉葱用の育苗土

・購入培土25L
・土   25L
・油粕 400ml
・グアノ400ml

○白菜用の育苗土

 玉葱用の育苗土に、容積の0.4%の油粕を追加

 玉葱用の育苗箱は約30×50センチ。ここに5センチの土を入れて散水後種子を2.5ml蒔き、1センチ覆土して良く押さえる、という作り方をやってみます。2.5mlは約300本で多過ぎる気もしますが、露地での育苗ではコオロギに食べられて1/3になってしまいます。今回はわかりませんが、1/3になるならもっと蒔かねばならないので、少ないよりは多めで良いでしょう。

 白菜はセルポットでの育苗です。本当はピートモスなどの保水力のあるものを増やしたいのですが、今回は時間も無いので玉葱と同じでやってみます。さてどうなることやら。