春の楽しみ、サヤエンドウとスナップエンドウ

種まきは11月……だけじゃなく、3月でもOK!

コカブがうまくできなかったので、プランター2つに土が入ったままで放置してありました。そこにサヤエンドウとスナップエンドウを植えることにします。

永田農法の指南書では、プランターの土は使い回しできません、一度使った土はふるいにかけて保水材や古い根、虫などを取り除き、水道水に2~3日晒して、日光消毒してから、再利用しましょうと書いてあります。

確かに、半年も葉物やピーマンを植えた日向土をそのまま再利用しようとは思いませんが、土の状態を見て、野菜の古い根などの残渣がほとんどなく、連作障害をおこす危険性のない組み合わせの場合なら、ひと栽培ごとに土を入れ替えなくても大丈夫です。

今回は、アブラナ科のコカブを植えた土にマメ科のエンドウを植えるということで、大丈夫だろうと思い、珪酸カルシウムとカキ殻石灰だけを加え、液肥2号の水溶液を撒いてから、種まきしました。

エンドウ豆は酸性の土が苦手なので、ケイカルとカキ殻石灰を各々2にぎり混ぜ込みました。

珪酸カルシウムとカキ殻石灰を多めに

灰色がかっているのがケイカル、白いのがカキ殻

割り箸で土に混ぜ込む

まんべんなく混ぜる

 種まきは11月下旬か12月初旬で、小さな苗の状態で年越しするのが一般的です。でも、まき忘れた~とか、このブログを見てやってみようという場合は、3月に種まきしても大丈夫(と指南書には書いています。)

 種は一昼夜水に浸しておくと、芽が出やすいです。土の水分が足りなくて発芽に失敗することが多いそうなので、水浸しは必。

 サヤエンドウとスナップエンドウ、種の形状はそっくりで、ピンクと赤に可愛く色分けしてありますが、水に浸かっている間に色がかなり抜けるので、別々の容器で水に浸すようにします。

エンドウの種-サヤエンドウ(左)とスナップエンドウ(右)

 永田農法の指南書では、株間20センチぐらいで、1箇所に3~4個ずつ種まきと書いてあります。つまり、幅65センチのプランターに3箇所の種まきになります。でも『コツのコツ』によると、5箇所蒔いても大丈夫というので、今年は密植してみました。

(左)サヤエンドウ (右)スナップエンドウ

 深さ1センチくらいに種を押し込みます。

 

 土の表面がたいらになるように、きれいにならします。

 

現在進行形の白菜物語 その3

 突然ですが、我が一家総勢2名(私を含む)は、遠方にいる父を訪ねて、年に6回、1週間余り、家を空けなければなりません。真夏の留守中だけは、お隣さんに水やりをお願いすることにしています。(そう決めているのはワタクシであって、お隣さんとお約束はしていません)

 でも、今のように3階テラスに10個以上もプランターを置くようになってからは、移動も大変ですし、だいいち年に6回も水やりをお願いするなど、気の弱い私にはできないとあきらめていました。

 どーしよーどーしよーと悩むうちに、10月下旬から、6日間の留守が決定しました。

 今年は10月とはいえ真夏日まであるという異常気象。

 いかにしてプランター野菜を守るか?

 

 何冊かの本で紹介してあった方法です。

 

 プランターの水抜き穴に栓をして、たっぷり水やりしてから出かける。

 3~4日は大丈夫とのことでした。

 

 う~ん、1週間とは書いていない。ある本では、3日以上ほったらかしておくと、野菜は死亡するという恐ろしい記述もありました。

日本人は忙しいから3日以上の休暇は取らないのか、はたまた家庭菜園をしている人は、3日以上留守をしないのか。う~ん。

 

 しかし、選択の余地はないし、やるしかない……か。

 

 この方法、悪くはないのですが、それはお天気がよければ・・・の話。

 大雨(よく降りますよね、今年は)でもあった日にゃあ、プランターは水びたしとなり、その後気温が上がれば、根っこが腐ってしまいます。

 でも、やるしかない……か。

 

 そして、毎日、父の住む長野で、我が家のある兵庫県のお天気をチェックし続け・・・。

 降りました。どっかりと。

 

 手の届かないものがどうなっていようと、どうしようもない。3階の野菜は死んだものとみなす。武士の妻ではないけれど、いつまでも泣いていてはイケマセン。来年に賭けよう!

 自分を叱咤して、7日目の夜遅く帰宅。

 

 よく朝、起き抜けに3階に駆け上がってみた白菜の姿です。

 ギャボ! 一応、生きてる!

アブラムシ、ハダニの猛襲

 実は、ワタクシ、虫がコワイのです。

 大量のアブラムシとハダニを見て、鳥肌ザワザワ、ウェーッとなりました。

 でも、我が子を守らんが一心で、痛んだ葉を取り去り、除虫菊エキスをスプレーし、土のカビた所を割り箸で取って、全体に消毒用に木酢水1000倍溶液を振りかけ、お願い、頑張って育ってちょうだいと白菜を励まし続けたのでした。

必死できれいにした

 

永田農法プラスαの工夫 4

少し葉が枯れてきた

 残暑は厳しく、10月でも真夏のような気温。ショウガはというと、7月8月は土の表面が、すぐに乾燥し、日に2度水やりしたこともありました。9月を過ぎ、10月になると、だんだんと水の吸収量が減ってきた気がします。

 

 

 

 

 

ショウガができあがりつつあるのが見えます。

 

小松菜に感謝(祈り)

 小松菜は、おそれていたとおり、復活できませんでした。

伸びようとして、力尽きた様子

 ごめんなさい(T_T)。そして、ごちそうさまでした(合掌)。

 

 新たに種まきをしました。

次の世代へ

小松菜あやうし

 留守にする前だったので、水分を必要とするであろう葉っぱを、極限まで取り去り、プランターに残された水分だけで生き残ってもらおうという私の作戦が項を制したかどうかはわかりませんが、少なくとも、帰宅した時、小松菜は生きていました、かろうじて。

 

 鉢を大きな鉢皿に入れ、水をたっぷりやって1週間留守にし、その間に大雨が降りました。

帰宅したとき、鉢は水浸し。

根っこが腐っていないか、土をチェックして見ました。

拡大して見てください

 

この白いものは、根っこ?カビ?善玉菌? 

 極限まで葉っぱを取られた小松菜が、こんな土で生き残れるか、心配でなりません。

小松菜に感謝 その1

 小松菜は成長が早いのがウレシイ

日当たりの良い所で順調に育つ

 野菜高騰の折、急遽、掻き取り収穫に変更しました

 

 留守にする直前だったので、思い切って刈っちゃいました。

ちょっと取りすぎたかも


現在進行形の白菜物語 その2

 3階テラスの最も日当たりの良い場所で、ドカーンとでっかいプランター2個に植えられた白菜はすくすく育ち・・・と信じて、よく観察もせず、漫然と日々の水やりと週1回の液肥やりを続けていました。

喰われている

 どれどれ白菜クン元気かね、なんて調子でネット越しの白菜を見てみると、葉っぱが穴だらけ!

なんじゃ、こりゃー!!! 

コナガの幼虫はいない! アゲハもちがう! 虫がいないぞ~~~!

これが、どの本を見ても要注意とされていた、ヨトウムシか!!!

 「ヨトウムシは、昼間は土中に隠れていますので、葉っぱが食害されていて虫らしきものが見当たらない場合は、夜の12時頃に懐中電灯で照らして探せば見つかります。」と、ある本に書いてあった。

 夜の12時・・・早寝遅起きが美容に一番と信じている私は、夜の11時までにはお気に入りの本と顔面マッサージ用のゲルマニウムローラーを持ってベットに潜り込む主義を通しています。夜の12時なんぞに懐中電灯を持って、見も知らぬ(?)虫を探して外気に当たるなど、嫌じゃ嫌じゃ~と、2日間悩んだのであります。

 3日目に、このままでは白菜の漬け物はおろか、白菜の片鱗も食べることができなくなると思いつめ、白昼捜索という積極的かつ攻撃的な作戦にでました。

 割り箸1膳をお行儀良く持って、白菜の根本の土をほじるのです。ただそれだけ。意外にも簡単に、でっかいのが見つかりました。

(左)触ると丸くなるヨトウムシ。(右)安心すると伸びるヨトウムシ。

 処刑は、私は自らの手を下すことを好みませんので、いつものように、箸でつまんで、屋根に置くだけです。鳥たちがにぎやかな我が町では、虫さんに手を下さなくても、大丈夫なのです。

 私見ですが、葉の裏の葉脈に沿って体を伸ばして(擬態のつもりだろうが、私には通用しない)隠れるコナガの幼虫や、葉の茎で体をながーくして擬態しているつもりのアゲハの幼虫と比べると、ヨトウムシは、土中にいる安心感からか、さほど深いところに隠れているわけでもなく、簡単に発見できるので、前述2種の幼虫より、おバカなのかも知れないなどと思います。白昼捜索で見つかるなんて、ヨトウムシの名がすたるのではありませんか?

 発見したのは1匹だけ。体長は5センチくらい。けっこうブットク太っている。そりゃ、1匹であれだけの白菜を食べたら、成長もするわね。

 白菜からは脱線しますが、ついでだから、害虫のお話し。

 3年生の私は、大嫌いな虫との闘いに鍛えられ、今ではコナガの幼虫ぐらいなら、指先でちょいとつまみ取れるほどたくましくなりました。

 注意! 以下には気分を害されると思われる記述がありますので、きれい好きな方、お菓子などを食べながら読んでいる方は、お気をつけください。

 フンを見たら虫がいるという証拠だから、フンで見分けるというワザも身につけました。

見にくいけど、緑の丸っぽいのがヨトウムシのフン

 我が家のデジカメでは、仁丹より一回り小さいコナガの幼虫のフンは撮影してもよく見えないので、ヨトウムシのフンだけでもご覧頂きます。コナガの幼虫のフンは緑色、小さく真ん丸。アゲハの幼虫のフンはコナガのより大きい。それより大きくて、形は丸くなく、(言いにくいのですが)いかにもウ○チの切れっ端という形状です。

 ヨトウムシは小さい時は透明で、お腹の中の土か内臓(みたいな)茶色っぽいものが透けて見えます。なぜ幼少時のヨトウムシを私が知っているか。それは、ある日、プランターの土のあたりを体長1センチぐらいの細い透明な虫を見たからです。あれをあの時にやっつけておけば、今の苦労はなかったかも知れない。

緊急企画!!!野菜高騰対策!!!

 10月半ばというのに、気温は下がらず、降ったり曇ったりの日も、10月にしては多すぎる。そして何よりも、白菜、半結球レタス、サラダ菜等々、涼しくなってから育つ野菜の初期生育が非常に悪い。

 今年の冬は、さまざまな葉野菜をガッツリ食べようと、今まで育てたことのない野菜の種をわざわざネットで(2割引、送料無料キャンペーンがあった)買い込んで、楽しみにしていたのに・・・スタートから失敗か!?

 いえいえ、悪いのは私の技量ではなく、気候なのです。ウチの葉野菜が育たないイコール農家の葉野菜も育ちにくい-結果として、野菜の高騰という恐ろしい結果が、スーパーに行くまでもなく予想できたのです。

 スーパーでは、レタス1個360円、白菜8分の1切れが160円。は・ち・ぶ・ん・の・い・ち!

 白菜を8等分するのは至難の業、でもこれから鍋料理の魚やお肉を売り出したい時に、欠かせない準主役である白菜の値段を大きくしないために、スーパーの経営者も必死なのでしょう。

 ウチは値段が下がるまで、鍋料理はしませんよ~~だ。

 まだ寒くないから鍋料理は食べなくても構いませんが、毎朝の生野菜や、夕飯の付け合わせ野菜はなんとしても自力調達するために、必死で考えた末の作戦をご紹介します。

 作戦その1.間引き菜のフル活用

上から時計回りに、小松菜、サンチュ、ピーマン、コカブの間引き菜

 これは本文執筆当日の収穫物です。

 小松菜、サンチュは掻き取り収穫にして、ピーマンは実が密集していたのを間引きました。

 コカブは9月にドバッと大量に種まきしておいたものを、頃合いを見て二度ほど間引き、今回が最終間引きになります。

9月に種まきしておいたもの

 小松菜は、直径30センチ、深さ10センチの臼状の植木鉢に植えました。大株にして引っこ抜く予定でしたが、葉野菜の市価を見て、こりゃあ長期戦になりそうだと考え、必要な分ずつ、ちびちび掻き取り収穫する方針に変更。

小松菜

成長の早い大根

 ちなみに、コカブ、大根、ラディッシュなどは発芽が早く、成長も早い。発芽温度の幅も広く、極端なはなし、どこにでも蒔いておけば、間引き菜を食することができるということ。ちなみに、間引き菜とはいえ、ビタミン、ミネラルは大きく育った野菜より豊富。種を余らせておかないで、がんがん蒔いて、ワシワシ食べる。間引き菜さん、ありがとう!

 

 

 

 

作戦その2.すき間は無駄にしない

 野菜の市価が落ち着くまで、出来る限り自己調達するため、思いついたのが、すき間作戦です。

 人参の発芽を促すために、ラディッシュの種も一緒に(同じ所に)蒔くというワザは試したことがありますが、人参の種だけでも十分発芽することがわかったので、このワザは一度しか採用しませんでした。

芽を出したばかりの人参の畑

 写真は種まき後、人参が芽を出したばかりの畑の写真です。人参の株間は20センチです。人参は初期の成長がゆっくり、我が家の、日照時間の短い畑では特に遅いので、20センチの土がスカスカして、なんだかもったいないなーと見つめているうちに、「そうだ!収穫期間の短いラディッシュを植えよう!」という、画期的なアイデアがひらめいたのです。

人参とラディッシュ

 この写真は、2度目の間引き風景です。よく見ると、ピンクの豚の蚊取り線香入れと、菜を入れるボールが写っています。

 ラディッシュの間引き菜は、朝食のお供、人参の間引き菜はおひたしにして、美味しく頂きました。人参の葉っぱは香りがきつくてとか、繊維が固すぎるのではとか気にする方もおられるでしょうが、取り立ての新鮮なものを茹でれば、セリのような風味が楽しめて、たまにしか味わえない「お楽しみ」になっています。