トマト支柱に関する ウ ン チ ク

 2日前、いい加減に支柱を立てねばと、重~い腰を上げ、支柱立てと雨除けシートを張りました。

今年は上手にできました

 支柱は210センチのものを使用しました。ホントは230センチのにしたかったのですが、長い支柱はそれなりに値段も高い。20センチ短くするだけで100円ぐらい安くなる。10本買えば、1000円の差が・・・。そして、さらに10本ではなく9本買って、様子を見て、足りない分を買い足そうというドケチぶり。しかし、土にグサーッと差し込んでみて、あーあーやっぱし230センチにするべきだったと後悔しました。今年は多収をもくろんでいるので、支柱が短い=採れる段数が少ないということになります。残念。

 トマトの支柱について、これまでの経験と失敗から学んだことをお伝えします。

 支柱の素材  で使用する場合、素材は(長持ちさせたいのなら)プラスチック(みたいな)ものが良いです。竹製の支柱【篠竹・しのだけ】という名称で、230センチぐらいのが、チョー安値で売っていて、それはそれで重宝します。しかし、2年も使うと、土に埋まった部分が腐って、エイヤッと力任せに土に差し込んだとたん、折れてしまったことが数度。使用後は土の付いた先っぽを消毒するので、痛むのが早いのかも知れません。そいでも、土中菌やセンチュウなどの害虫を畑中にまき散らさないために、使用後の消毒は欠かせない。ということで、値段はちょっと高くなりますが、プラスチック製がお勧めです。

 これとは逆に、プランターで使用する場合、深く差し込むわけでなし、頭でっかちでは、風で倒れやすくなるので、180センチから210センチぐらいの竹がよいでしょう。力任せに差し込むこともないので、折れる心配はいりません。

 シート 雨除けシートは、透明の大きなゴミ袋を切って使っています。我が家はテラスに屋根があり、シートをトマト苗の上からかぶせる必要がなく、前面から吹き付ける雨だけを遮ればいいので、作業は簡単です。畑で本格的にトマトを作るのでしたら、トマトの雨除けに必要な支柱やアーチ、シートなどがセットになったものを買うのが一番楽ではないかと思います。別々に買うのとセットと、どちらが安上がりかは、育てる株数によって計算しなくていけないでしょう。 ゴミ袋を使うのなら、大きなサイズの、分厚いもののほうが、音を立てないようです。

 留め具 シートを留めるプラスチックの留め具は支柱の太さに合ったものがあります。これはたっぷり用意した方がいいです。100円ショップにもあったと記憶しています。シートはきちんと留めておかないと、風が吹くたびにバサバサ音がして、うるさくてたまりません。ご近所迷惑にもなりますから、シート張りは慎重に。うるさいと感じたら、やり直す覚悟でいましょう。


現在進行形の白菜物語 その4

 『コツのコツ』で見る白菜の写真と比べると、我が白菜はとっても成長が遅いようです。

 念のため繰り返しますが、この白菜はミニ白菜ですから、小さいのは当然なのですが・・・。

 

 ヨトウムシ、アブラムシに次々とやられて、土の上で萎びていた外葉を取ったため、一株ごとの葉数が少なく、果たしてうまく結球してくれるかどうかわかりません。

 でも、中心から巻きはじめているようでもあり、これからの展開が楽しみです。

なんとなく中心部が巻きはじめた

白菜のプランター栽培 データ

プランターサイズ(㎝):1)45×25×深さ25

              2)50×25×深さ25

用土:日向土とココピートをおおよそ2:1の割合で混ぜたもの

   プラス植え付け直前に、プランター1個につき、珪酸カルシウムとカキ殻石灰を一握りずつ

肥料:永田農法で使用する【住友液肥1号】600倍に薄めて、週1回たっぷり。

水やり:10月までは、ほぼ毎日。11月からはおおむね2日に1回。

  • 液肥と水やりは、天候に左右されます。土の乾き具合を見て、少し乾燥気味に保つのが大事。
  • 加湿は悲劇を招きます。
  • 私の工夫は、液肥をやる1日か2日前は、水をあえてやらず、土を乾かしておきます。

 

現在進行形の白菜物語 その3

 突然ですが、我が一家総勢2名(私を含む)は、遠方にいる父を訪ねて、年に6回、1週間余り、家を空けなければなりません。真夏の留守中だけは、お隣さんに水やりをお願いすることにしています。(そう決めているのはワタクシであって、お隣さんとお約束はしていません)

 でも、今のように3階テラスに10個以上もプランターを置くようになってからは、移動も大変ですし、だいいち年に6回も水やりをお願いするなど、気の弱い私にはできないとあきらめていました。

 どーしよーどーしよーと悩むうちに、10月下旬から、6日間の留守が決定しました。

 今年は10月とはいえ真夏日まであるという異常気象。

 いかにしてプランター野菜を守るか?

 

 何冊かの本で紹介してあった方法です。

 

 プランターの水抜き穴に栓をして、たっぷり水やりしてから出かける。

 3~4日は大丈夫とのことでした。

 

 う~ん、1週間とは書いていない。ある本では、3日以上ほったらかしておくと、野菜は死亡するという恐ろしい記述もありました。

日本人は忙しいから3日以上の休暇は取らないのか、はたまた家庭菜園をしている人は、3日以上留守をしないのか。う~ん。

 

 しかし、選択の余地はないし、やるしかない……か。

 

 この方法、悪くはないのですが、それはお天気がよければ・・・の話。

 大雨(よく降りますよね、今年は)でもあった日にゃあ、プランターは水びたしとなり、その後気温が上がれば、根っこが腐ってしまいます。

 でも、やるしかない……か。

 

 そして、毎日、父の住む長野で、我が家のある兵庫県のお天気をチェックし続け・・・。

 降りました。どっかりと。

 

 手の届かないものがどうなっていようと、どうしようもない。3階の野菜は死んだものとみなす。武士の妻ではないけれど、いつまでも泣いていてはイケマセン。来年に賭けよう!

 自分を叱咤して、7日目の夜遅く帰宅。

 

 よく朝、起き抜けに3階に駆け上がってみた白菜の姿です。

 ギャボ! 一応、生きてる!

アブラムシ、ハダニの猛襲

 実は、ワタクシ、虫がコワイのです。

 大量のアブラムシとハダニを見て、鳥肌ザワザワ、ウェーッとなりました。

 でも、我が子を守らんが一心で、痛んだ葉を取り去り、除虫菊エキスをスプレーし、土のカビた所を割り箸で取って、全体に消毒用に木酢水1000倍溶液を振りかけ、お願い、頑張って育ってちょうだいと白菜を励まし続けたのでした。

必死できれいにした

 

ルッコラの間引き菜

 昨日の作業の成果を、今朝の朝食で美味しくいただきました!(^^)!

 ひょろひょろの間引き菜ですが、ゴマの香りがして、ゆで卵や自家製ヨーグルトクリームとの相性が抜群。ルッコラは年中、追い撒きをするので、種が余ることはないのですが、スプラウト用に種を多めに買いたいなぁ。どこかでルッコラの種の大袋が売ってないか、探してみることにします。

とっても簡単、栄養満点

 ルッコラはアブラナ科の野菜で、ほんのりゴマの香りがします。プラスチック製のずんぐりした植木鉢に鉢底石と用土を入れ、パラパラと密植ぎみかなと思うぐらいに種を蒔きます。温かい時だと数日で芽が出てきますが、すぐに間引かないで、2センチぐらいに伸びた頃を見計らって、そっと間引いていきます。

間引き前(上)と間引き後(下)

横に広がる野菜ではないので、芽の間隔は2~3センチぐらい開ければよいと思います。間引いた若芽はとても良い香りで、貝割れ菜の感覚でおいしく頂けます。

 我が家の朝食はパンと野菜、ハムというドイツ式なので、レタスでも、間引き菜でも、生ハムやチーズと一緒にパンにはさんで、がぶりと食べちゃいます。

うち野菜の間引き菜は、ちいちゃいけど栄養満点、「山椒は小粒で・・・」と同様、朝食の大切な引き立て役を務めてくれます。

伸びた外葉を収穫して、約1週間でこのように復活!

 若芽を卒業して、茎が伸びてきたら、土を少し追加します(土寄せ)。葉が育ってきたら、外側から掻き取っていきます。素手で葉をむしると茎に傷がつくのと、効率を考えると、先の細いハサミで刈り取っていくのが一番です。先っぽの小さな葉を数枚残しておくのを忘れないようにします。葉が大きくなったなと思ったら外側から刈り取る、週1回液肥入りの水やりをする。手入れはこれだけです。

 ただし、夏場は直射日光が当たり続けていると、葉がチリチリになるので、寒冷紗で日よけして、毎日水やりをするという注意は必要です。

 私は横着者で、毎朝の水やりはしなかったのですが、最初の夏は何の問題もなく乗り切り、常時ルッコラを朝食に供することができました。でも昨年の猛暑はさすがに厳しかったため、水やりをサボったツケは、「ルッコラの干物」という形で帰ってきました。

 実は、この植木鉢のルッコラとベビーレタスは引っ越して以来、一度も植え替えていません。茎が伸びきって収穫できなくなったなという段階で、葉をすべて取り去り、根が弱った頃を見計らって、そっと引き抜くと、スッと根が土から離れてくれます。そうやって、勤めを果たした茎と根を取り除き、空いたスペースに新たに種を蒔きます。この方法で、丸2年の間、新鮮で栄養価の高い野菜を収穫し続けることが出来ました。

虫除けに必ず防虫ネットをかけること。無農薬で食べたいですから!

3年目の学習

 2度の冬を過ごし、3度目の春の種まきはいつにしようかという頃から、これまで育ってきた葉っぱの元気がなくなってきました。新しい葉っぱがほとんど出てこないのです。

 新しい葉がでない→収穫しない→ほったらかし、という状態が1ヶ月ほど続いたでしょうか。定期的な水と液肥やりはきちんとしていました。

 ある日、今日こそは種を蒔くか、元気のない葉っぱを引っこ抜こうと思い立ち、プランターにかぶせてあった虫除けの寒冷紗をはずしました。すると、土は小バエのような虫だらけ、キェーッとなって、必死でプランターの中身を丸ごと大きなゴミ袋に入れて、ゴミステーションまで走りました。

 素人考えですが、植物の生長が止まった時点で何の処置もせず、水と肥料を与え続けたら、土壌のバランスが壊れて、植物を生かす力を失い、あとは植物をエサとする虫の住みかとなるのかと思いました。

 土の力の域値を超えると悲惨な結果になる。ベビーレタス類は2年が限度かも。というのが、3年目の学習です。

 3年目のもうひとつの学習結果として、今年は「ベビーレタスとルッコラの干物」を防ぐために種蒔き→発芽→その後に間引きしたときに、植え込み材に使用しているココピートを1センチぐらいの厚さに敷いてマルチングしています。

ココピートで土の表面を覆った。

 猛暑のせいで葉物が干からびてしまうことは予想できたので、日向土に混ぜるココピートの割合も多くしました。

 灼熱の太陽で奪われる水分を少なくするために厚くしたココピートのマルチング。9月に入り、曇りや雨の日が続くようになり、ハダニが巣くうようになりました。お陰で、繊細なルッコラは、ハダニに養分を吸われ、半ミイラ状態になってしまいました。

 やはり、水やりを横着しようとした私がいけなかったのかと反省しきり。

 ルッコラの土を回復させるべく、きれいに収穫してから、木酢液を約1000倍に薄めた殺菌水をたっぷりかけて、日光消毒しています。せっかくの土ですから、前みたいに、キャーッといって捨ててしまうつもりはありません。