支柱は自然素材がベター

 町内会でお願いしている園芸業者がときどき剪定に来ます。この日はチェーンソーの音がしたので急いで出て行き、切り立てのキリン草や枯れ木を拾ってきました。

 エンドウには枝の出た支柱がたくさん必要なので、自然のものを調達できる時にとっておきます。

 自然素材の支柱は、プラスチック製の支柱とビニール紐を張ったものより、ツルの捕まり具合がしっかりしています。

キリン草と木の枝

 茎がかなりしっかりしてきた。

サヤエンドウ(左)とスナップエンドウ(右)

スナップエンドウ

サヤエンドウ

 支柱を立てるのは暖かくなってから。今は週1回の液肥と、毎日の水やりしながら、茎が風にあおられないように重しの竹を置き直したりしています。

 

チャレンジ! 加温育苗!

 トマトやナスの接ぎ木苗はいろんな種類の苗がホームセンターで購入できますが、ピーマンに関しては、一般的なものしか手に入りません。また、ししとうやとうがらしも、選べるほど苗の種類がないのが現状です。

 理由は簡単です。真夏に収穫できる野菜の苗を準備するには、1月~2月の最も寒い時期に種まきして、加温育苗しなければならないからです。例えばピーマンを真冬に発芽させるためには昼夜とも地温25~30℃に保てるだけの設備が必要です。うまく発芽したとしても、日中は27~28℃で管理して、苗が育つにつれ、夜間の最低温度を少しずつ下げて順化させるという、ものすごく面倒なことを75日間つづけなければなりません。

(参考資料:タキイ種苗「野菜前線」)

 反面、どんなに面倒だとしても、加温育苗がうまくできれば、ホームセンターでは売っていない野菜を育てることができます。

 昨年夏はピーマンの栽培に成功し、たっぷり収穫を楽しみました。楽しんだどころか、たくさん採れすぎて、冷蔵庫に保存中、いくつか悪くしてしまいました。つまり普通の緑ピーマン2株と黄色ピーマン1株、赤ピーマン1株の収穫をすべて食べきれなかったということです。いくら美味しいピーマンとはいえ、レタスや人参とは違い、毎日毎日食べ続けると飽きてしまいます。

 そこで今年の夏は、イタリアンのマリネ、和風の佃煮や焼き物にしても美味しい、バナナピーマンと万願寺とうがらしを苗から作ることにしました。

 バナナピーマンや万願寺とうがらしの苗はホームセンターでは調達できません。苗をネット注文することはできますが、苗1鉢につき250円以上もするので、安く・どっさり収穫・ガッツリ食べるというポリシーにはそぐわないのです。だから種まきして、加温育苗して、いっぱい作るしかないということになります。

 

 バナナピーマンは食べたことがありませんが、説明を読んだだけで美味しそうという感じです。

 万願寺とうがらしは伏見甘長とうがらしと並んで、私の好物ですが、お値段が普通のししとうと比べて高いのが難点でした。

 この2種をたっぷり収穫できたら、夏の食卓に楽しみと栄養が盛り込まれる。ついでに、食べきれなくても万願寺とうがらしのプレゼントを喜ばない関西人はいない、つまりお遣い物に使えるという利点があります。

バナナピーマンネットで説明が出ています。

 カロテンやビタミンCが多く含まれる緑黄色野菜のひとつ。

 作りやすくてかわいい円錐形の黄緑色ピーマンで、熟度が進むに従って黄緑色からクリーム色、黄色、オレンジ、赤へと変色して完熟果は鮮やかな赤色になります。果皮は軟らかくて果肉が厚く、ピーマン特有の苦みが少なくほんのりと甘味がありピーマン嫌いの子供にも最適です。糖度がトマト程にもなり、サラダやマリネなどでフルーティな味わいが楽しめます。

   →バナナピーマンの画像

万願寺とうがらしWikipedia より

 京都府舞鶴市が特産地の春の京野菜。果肉は大きくて分厚く、柔らかく甘味があり、種が少なく食べやすいことが特徴で、その大きさから「とうがらしの王様」とも呼ばれている。

 

加温育苗するなら、ついでに・・・。

ピーマンととうがらしを加温育苗するのなら、もうひとつ、私の好物、ズッキーニを育ててみようという気になりました。

 昨年は、5月に種まきして、発芽がそろわなかったため、ホームセンターに駆けつけて苗を購入。

 ズッキーニは人工授粉しなくてはならないので、雄花と雌花が同じ時期についてくれなくては実になりません。

(左)ズッキーニ-株は成長したけど・・・ (右)雌花です

 雄花がなかなか咲かなくて、雌花を受粉させられずイライラし、雌花がつき始めた頃にはうどん粉病に罹患して、株がボロボロになり、何も口に入らないまま処分するという悲劇に終わりました。

むなしく萎れる

 今年は早いうちに種から加温育苗して、時間差攻撃(?)しようというもくろみです。

 4月~5月上旬にかけて、畑に種まきすれば、ズッキーニはあっけないほど簡単に発芽します。でも、予定の株数がすべて同時に発芽・成長しても、受粉できる雄花と雌花はそろいません。

 2月中に発芽させた苗をプランターや鉢で、3月頃から育て始めていたら、人工授粉できる可能性が大きくアップするというわけです。プランターや鉢で育つ雄花は受粉用に使い、雌花は未熟果を収穫して食べることができます。さて、うまくいくでしょうか……。

どこに何を植えるか

 たった1坪の土と、プランターだけで、食事に必要な野菜をできるだけ多くまかなおうという、思い上がった計画を実現するために、日々私が考えてきたのは、どこに何を植えるか、どれくらいの大きさのプランターや鉢で栽培するかということです。

考えるといっても、基本的な要件は確定しています。

 基本要件:栽培期間が長いものはプランター栽培。畑に植える優先順位1番は人参。

 私がもっとも重点を置いているのは、人参の栽培です。というのも、私は人参が大好きで、イギリス留学時代は、毎日昼食にリンゴ1個と人参1本ずつを囓っていたほどです。

 日本の人参はイギリスのものとは味と価格が段違いなので、毎日の丸かじりこそしていませんが、我が家の冷蔵庫に人参がないなどということはありえません。週単位での人参消費量は、日本人平均の数倍を軽く上回る自信があります。(自慢することではないですけど・・・)

 余談になりますが、イギリスで小遣い稼ぎとして日本語会話を教えていた当時の生徒が、嬉しそうに人参を皮ごと食べる私を軽蔑したような目で見て、「貴方は土壌の残留農薬が恐くないのか」と一言。以来、皮は分厚く剥くようにしました。皮付きのまま、泥をたわしでこすり落として食べるのが一番美味しかったんですが・・・。

 そういう経験もあり、農薬を一切使ったことのない安心な我が家の土で人参を作れるのは、幸せの一語に尽きます。

当初は人参だけの小さな畑でした

 

 今の家に引っ越してから最初の1年半、畑では人参ばかり作っていました。人参畑の傍らではプランターで朝食用のベビーレタスとルッコラをプランター栽培。

 

 

 

 

 

 我が家の庭は、南側に道をはさんで3階建ての家があるので、畑の南より、もっとも日当たりが悪い角地40センチ四方(Aの区画)は三つ葉ぐらいしか育たないと思い、他の野菜は試していません。それに隣接する40×100センチのB区画では、夏場はキュウリ、それ以外の期間は春菊を植えています。

 

真上から見下ろした庭

 

 40センチという微妙かつ中途半端な数値は、実際に人参や小松菜、ほうれん草などを季節ごとに植えてみて、その区間では日照不足のため、葉が育たないということが明らかになった上ではじき出した、精密かつ確実な値です。

 

 

畑のスケッチ

 

 

 植え床は畝を立てるので、40センチの畝プラス10センチの溝部分が日照を余り必要としない限定野菜区域となります。残りの約100×100センチの土(Cの区画)では人参でも育ちます。前述のように南端に日が当たらないので、北(テラス側)に行くほど人参のサイズは大きくなり、ほうれん草などの葉野菜もよく茂ります。

8月の畑。Bにキュウリ、C西はズッキーニ、C東はナス

夏から秋の畑。Cに人参

 人参を植えていない間、空いた土に栽培期間の短い葉野菜を植える場合は、南から小松菜、ほうれん草という順で植えていきます。小松菜は少々日当たりが悪くてもなんとか育ちますが、ほうれん草は日当たりが悪いとあまりにひ弱で、(それでも!?)スーパーで売っているものと変わりないものしか出来ません。南のフェンスから離れるごとに株が大きく育っていくのを目の当たりにして、太陽の恵みのありがたさを感じます。

11月の畑

 しかししかし、そんな状況の畑であれ、色んな種類の野菜を自分で作りたいという欲がどんどん出てきて、野菜作りの本を買い込み、ネットで種や苗を注文したりと、2年目では少々散財をしてしまいました。

 3年目になり、少しは地に足がついて、「基本要件その1」だけは確定しました。

地に足がついたわりには、年間計画をしっかり作らないままの、気まぐれな野菜作りでした。

 ネットで種のセールをしているとか、送料無料とかいう呼び込みに簡単に乗っかって、やたらめったらプランターを買い込み、種を蒔き、失敗し......という結果になったことを反省しています。

どこに何を植えるかを決める前に、いつ種を蒔くか、いつ苗を買ってきて植え付けるかをしっかりと確認しなければなりません。

 昨年は、気まぐれに色んな野菜に挑戦したお陰で、栽培の難しいもの、比較的優しいものがなんとなくわかったつもりです。

 優先順位1番の人参だけで小さな畑を占領するのではなく、人参の栽培期間前後に畑を有効に使える早春と夏の野菜を植えてみたいと思います。

2012年栽培計画を作る

 新年の仕事始めとして、野菜たちに液肥を撒きました。これから、1年の植え付け計画(どこに何を育てるか)と種まき計画(いつ種を蒔くか、苗を植えるか)を作成します。

 種まきの適期:外気温と発芽気温、生育気温の確認

 永田農法の指南書だけでなく、ほとんどの菜園マニュアルには、「種まき(または苗の植え付け)は○月上旬から△月中旬に」と書いてあります。でも、カレンダーによる栽培計画では、種が発芽しなかったり、売っている苗がヘロヘロだったりという困った事態が起こり得ます。

なぜか。  それは、実際の気温が発芽気温よりはるかに高かったりするからです。

 昨年10月は特に残暑が厳しく、涼しい気候を好むレタス系がなかなか発芽しませんでした。

 発芽の遅れが成長の遅れとなり、日照時間が短くなって更に悪条件となってしまい、それが更に生育を遅らせることになりました。結果として、予定では今ごろ食べているはずのレタスや白菜がまだできあがっていません。

 今年の秋は暑いなぁと思ったときにすぐ、種まきしたプランターを、直射日光カンカン照りの南側テラスから、比較的涼しい北側テラスに移動するとか、寒冷紗で少し日よけするとかの対策を取るべきだったのに、漫然と芽が出ないよ~と待っていたのは大失敗でした。

カレンダー任せではなく、実際の気温に注意して、種まきから発芽までの間、必要な対策をとって、適切な時期に野菜が生育できるようにしなければなりません。

 

種袋の表示で1年に栽培する野菜のデータを表にする

 これまでの3年間は、永田農法の指南書数冊をお手本にして、栽培計画を立てていましたが、それよりも、種の袋に大抵表示されている、詳しいデータを利用するのが賢明だと気づきました。

 種の袋にデータがない場合、ネットで種苗販売しているサイトで検索すれば、育て方が詳しく書いてあるので、それも利用します。

 畑の面積、テラスに置けるプランターの数には限度がありますから、以下の表に基づいて年間の植え付け計画と種まきを作成することにします。

 一番注意しなくてはならないのは、種まきの適期です。日本が熱帯化しているかと思えるほど平均気温が上がっている昨今、種まきにちょうど良い時期を逃すと発芽しないこともあります。私は昨年、温度管理に失敗して、せっかく種をネットで購入していながら、発芽せず、苗を買うために、あわてふためいてホームセンターに駆けつけたことがなんどあったか・・・・・・(/_;)。

 わざわざ自分で表を作らなくても、年間の栽培計画や輪作のモデルを載せている指南書がたくさんあります。とはいえ、畑とプランター栽培を組み合わせて、あまり市場に出ていない野菜を作ろうという私の場合、やはり、自力で計画を立てなくてはなりません。

 種を保管している缶からすべての種袋を出して、この1年で植えたい野菜をピックアップ。それから、必要なデータを足していきます。

まずランダムに書き出して、植える順にパソコン上で並べ替えました。適期を逸してはいけない、もしくは忘れてはならない大事な野菜は*印をつけて、太字にして目立つようにしました。あとは苗などを買って植え付ける野菜を表に書き込めば、表は完成します。

 種まき期間が3月からと記している野菜は、実際ではビニールトンネルをかけると、1月からでも発芽・栽培が可能です。

 

種まき計画表 

適期を厳守する野菜には*印 

野 菜

種まき期間

収穫期間

発芽適温

生育適温

発芽日数

ミニ人参 1月~3月(トンネル) 4月~6月 15~25℃ 18~21℃ 5~7日
中型大根 1月~5月(トンネル) 4月
金町小かぶ 2月~12月 周年 20~25℃ 10~25℃ 3~5日
小松菜 2月~12月 周年 約25℃
エンダイブ 2月~4月 5月~6月 約20℃ 15~20℃ 2~4日
時無小蕪 3月~5月 5月~7月 20~25℃ 10~25℃ 3~5日
白ラディッシュ 3月~11月 5月~翌2月 15~30℃ 17~20℃ 3~5日
赤ラディッシュ 3月~10月 4月~翌1月 約25℃ 17~20℃ 3~5日
うまい菜 3月~11月 周年 約25℃
サラダ菜 3月~11月 5月~翌3月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
*半結球ミニレタス* 2月~3 4月~6月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
ペパーミント 3月~6月 6月~10月 20~25℃ 15~25℃ 10~15日
ミニ人参 3月~4月 6月~7月 15~25℃ 18~21℃ 5~7日
ほうれん草 3月~5月 5月~8月 約20℃ 6~10日
チマサンチュ 3月~10月 5月~翌1月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
にら 3~4月、9~10月 周年 20℃前後 20℃前後 10~14日
コリアンダー 4月~6月 5月~7月 20℃
セージ(多年草) 4月~5月 7月~11月 20℃前後 15~20℃ 7~15日
オレガノ(多年草) 4~6月、9~10月
バジル 4月~6月 6月~10月 20~25℃ 20~25℃ 5~10日
春菊 周年 周年
うまい菜 3月~11月 周年 約25℃
*ズッキーニ* 2月~4月(育苗)4~5月(直まき) 5月~7月6月~8月 25~30℃ 20℃前後 5~7日
白瓜 4月~6月(直まき) 6月~10月 25~30℃ 20~30℃ 4~6日
ガーデンレタス・大株 2月~5月 5月~6月 20℃前後 15~20℃ 2~4日
エンツァイ 5月~8月 6月~11月 20~25℃ 15~25℃ 18~20日
*ショウガ* 4月~5 10月~11月 15~18℃ 15~30℃
*芽キャベツ* 7 11月~3月 20~25℃ 15~25℃ 3~6日
*人参* 7~9月 11月~3月 15~25℃ 18~21℃ 5~7日
ミニ人参 7月~9月 10月~12月 15~25℃ 18~21℃ 5~7日
*半結球ミニレタス* 8~9月 10月~12月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
*ミニ白菜* 8~9月上旬 10月~12月 20~25℃ 20℃前後 3~5日
*エンダイブ* 8月~9月 10月~1月 約20℃ 15~20℃ 2~4日
中型大根 8月~11月 10月~3月
ほうれん草 8月~12月 10月~3月 約20℃ 6~10日
大根(秋まき) 9月 11月~12月 15~30℃ 17~20℃ 3~5日
コリアンダー 9月~10月 10月~12月 20℃
ガーデンレタス・大株 9月~11月 11月~2月 20℃前後 15~20℃ 2~4日
チマサンチュ 3月~10月 5月~翌1月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
ほうれん草(秋) 10月~12月 11月~3月 15~20℃ 15~20℃ 6~10日
ミックスサラダ 周年まき 30日後
時無小蕪 6月~10月 10~2月 20~25℃ 10~25℃ 3~5日
*サヤエンドウ* 11月下旬~12月 4月~6月 20℃前後 15℃前後 4~6日
*スナップエンドウ* 11月、3月 5月~7月 18~20℃ 12~20℃ 5~8日

ほぼ1年中種まきできる野菜

白ラディッシュ 3月~11月 5月~翌2月 15~30℃ 17~20℃ 3~5日
赤ラディッシュ 3月~10月 4月~翌1月 約25℃ 17~20℃ 3~5日
うまい菜 3月~11月 周年 約25℃
サラダ菜 3月~11月 5月~翌3月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
金町小かぶ 2月~12月 周年 20~25℃ 10~25℃ 3~5日
小松菜 2月~12月 周年 約25℃
ガーデンレタス(大株) 2月~5月9月~11月 5月~6月11月~2月 20℃前後 15~20℃ 2~4日
ミックスサラダ 周年まき 30日後
チマサンチュ 3月~10月 5月~翌1月 15~20℃ 15~20℃ 4~6日
ベビーレタス 3月~6月8月~10月 4月~8月9月~翌1月 20℃前後 15~20℃ 2~4日
ルッコラ 3月~6月9月~11月 4月~8月10月~1月 15~20℃ 15~20℃ 4~7日

ほうれん草-9月に種まき、3ヶ月半でやっと……。

 成長が遅く、もうどうなってもいいわという気分になり、液肥だけは毎週やって、無視していました。時間はかかりましたが、なんとか育ってくれて、嬉しい。けど、もう少し大きくしましょう。

寒冷紗をはずした

エンドウ苗の年越し準備 その1

  順調に芽が伸び始めています。

(左)サヤエンドウ (右)スナップエンドウ

 昨今の関西地方の気候は、年が明けるまでさほど冷え込むことはありません。かといって、若くて折れやすいエンドウ苗を放置していたら、年末年始の忙しさであたふたしている間に2月に突入、苗が風にあおられて、ちぎれ、そこからバイ菌が入って病気になったりという事態になりかねません。

 (同じマメ科のスイトピーは、支柱を立てたにもかかわらず風に振り回されて死亡しました(T_T))

 土の表面は、藁で保護するのがよいと何かで読みました。そこで登場するのが、ショウガの茎です。

しょうがの枯れた茎

 収穫前のショウガの葉と茎は枯れて、ほのかにショウガの香りがする、良い保護材になると確信して保管しておきました。 

 

 

 

 

30センチぐらいの竹は毎年利用できる

 

 寒い中、けなげに伸びるエンドウの苗が風に振り回されないように、竹などで押さえておくのも効果的です。

 

芽が出ました(*^_^*)

 きちんと間隔を開けて種まきしたつもりなのに、発芽したり、しなかったり、くっついて発芽したりと気まぐれです。

でも、しっかり育つと確認した段階で、一箇所につき、2つだけ芽を残して、あとはハサミで間引きします。

芽が3つ出た

芽が3つと発芽していない種

4つとも発芽

 

 諏訪氏は一箇所につき3個種まきして、年を越してから一つを間引くとおっしゃっています。

保水性の良い畑と違い、プランターに日向土では発芽させるのが少し難しいので、4個蒔きが必要だと思います。一箇所に4個蒔いて、すべて発芽した場合は、栄養の取り合いになる(かもしれない)ので、私は苗が5センチ~10センチぐらいに生長したら、間引くことにしています。

 

春の楽しみ、サヤエンドウとスナップエンドウ

種まきは11月……だけじゃなく、3月でもOK!

コカブがうまくできなかったので、プランター2つに土が入ったままで放置してありました。そこにサヤエンドウとスナップエンドウを植えることにします。

永田農法の指南書では、プランターの土は使い回しできません、一度使った土はふるいにかけて保水材や古い根、虫などを取り除き、水道水に2~3日晒して、日光消毒してから、再利用しましょうと書いてあります。

確かに、半年も葉物やピーマンを植えた日向土をそのまま再利用しようとは思いませんが、土の状態を見て、野菜の古い根などの残渣がほとんどなく、連作障害をおこす危険性のない組み合わせの場合なら、ひと栽培ごとに土を入れ替えなくても大丈夫です。

今回は、アブラナ科のコカブを植えた土にマメ科のエンドウを植えるということで、大丈夫だろうと思い、珪酸カルシウムとカキ殻石灰だけを加え、液肥2号の水溶液を撒いてから、種まきしました。

エンドウ豆は酸性の土が苦手なので、ケイカルとカキ殻石灰を各々2にぎり混ぜ込みました。

珪酸カルシウムとカキ殻石灰を多めに

灰色がかっているのがケイカル、白いのがカキ殻

割り箸で土に混ぜ込む

まんべんなく混ぜる

 種まきは11月下旬か12月初旬で、小さな苗の状態で年越しするのが一般的です。でも、まき忘れた~とか、このブログを見てやってみようという場合は、3月に種まきしても大丈夫(と指南書には書いています。)

 種は一昼夜水に浸しておくと、芽が出やすいです。土の水分が足りなくて発芽に失敗することが多いそうなので、水浸しは必。

 サヤエンドウとスナップエンドウ、種の形状はそっくりで、ピンクと赤に可愛く色分けしてありますが、水に浸かっている間に色がかなり抜けるので、別々の容器で水に浸すようにします。

エンドウの種-サヤエンドウ(左)とスナップエンドウ(右)

 永田農法の指南書では、株間20センチぐらいで、1箇所に3~4個ずつ種まきと書いてあります。つまり、幅65センチのプランターに3箇所の種まきになります。でも『コツのコツ』によると、5箇所蒔いても大丈夫というので、今年は密植してみました。

(左)サヤエンドウ (右)スナップエンドウ

 深さ1センチくらいに種を押し込みます。

 

 土の表面がたいらになるように、きれいにならします。