にんにく

ニンニク 料理には欠かせないニンニクは、比較的簡単に育てることができます。
秋に植え、収穫は来年になります。時間はかかりますが、作業自体は少なく、たくさんの収穫を迎えることができます。

プランターの場合
<用意するもの>
 種用のニンニク、プランター(大きいほど育てやすいです。)培養土、鉢底石、酸度矯正用のもの(石灰、草木灰、牡蠣殻など)
<種の種類>
無臭ニンニク、ジャンボにんにく(エレファントなど)、紫ニンニク(暖地向けの極早生種)平戸ニンニク(暖地系早生大球種)、ホワイト6片(青森県などの寒地系の品種で晩生多収種)
<土づくり>
種植えの時期は9月中旬~下旬からが適しています。暖地は10月中旬、寒冷地では9月から10月中旬を目安に植え付けをします。

使用する土によって酸度矯正が必要になります(ph6.0~6.5)。2週間前に酸度矯正を行い(苦土石灰ならば土10リットルに対して、石灰約20g)、1週間前に堆肥、肥料(ぼかし肥料など)をまき(標準16ℓプランターならばそれぞれ約60g)、よく耕して土と混ぜておきます。
<種まき>
1片づつに分けたニンニクを15㎝間隔で植えていきます。土の表面から5,6㎝の深さに根元を下にして植えつけます。
<芽かき・追肥>
種まき後、1,2週間で発芽します。発芽後は適度に日当りと風通しの良い場所に置きます。暑さに弱いので涼しい場所で管理。水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
背丈が10~15cm以上になった頃、わき芽が出てきた場合はかきとります。冬期に入るとにんにくの生長は止まりますが、球根が大きくなるには冬の寒さが必要になります。
追肥は、芽が伸びてきた時期の11月と、温かくなる翌春の3月の2回、化成肥料を株間にひとつまみぐらい施します。
花茎が伸び始めたら、花が咲く前に摘み取ってください。
5、6月になり(涼しいところでは6月下旬以降)、葉茎が3分の2ほど枯れ始めたら、収穫をします。収穫したものの葉と根を切り、日陰で2,3日干します。網袋に入れ、日陰で保存します。

<病気・害虫>
病気:根腐病、軟腐病、さび病