早い者勝ち! 良い苗をGET!

 夏野菜の苗がホームセンターで売り出されています。カラー写真の入ったチラシを見るだけで、ソワソワしてしまう季節です(*^_^*)。

 ホームセンターに行くと、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンを始め、とうがらしの種類も色々あります。冬の寒~いときから必死で万願寺とうがらしの加温育苗をしていた私は、見事に育った苗を見つけて愕然としました。今までのワタシの苦労はなんだったの・・・。万願寺とうがらしは6株ぐらい植えたいから、苗を買うとしたら1ポット198円×6で1188円、えーっと・・・手作り加温育苗器の材料費は半分まかなえることになります。コスト的に私の苦労は無駄じゃなかったかな。

 緊急のトピックはトマトの苗についてです。トマト苗の植え付けは、ゴールデンウィークが最適。気温が上がらない時期に買った苗は小さくて育ちが悪いから、4月末ぐらいから購入するのがよいといわれますが、私は遅くとも植え付けの2週間前には苗を買いに行くようにしています。特に永田農法でトマトを育てる場合は、早く苗を購入することをお勧めします。

 理由を挙げていきましょう。トマト苗が店頭に並び始めた時期なら、小さくて健康な苗を選ぶことが出来ます。家庭菜園ブームの昨今、ゴールデンウィークにもなると、良い苗の取り合い状態になります。大勢の人と押し合いへし合いしながら、苗を選ぶのは大変。ド根性を出して苗をじっくり選べたとしても、良い苗は朝一番に来た人がかっさらっていくらしく、とにかく探すのが一苦労です。なによりも、永田農法では根を短く切って植え付けるので、根張りが不十分だと(特に関西の気温では)育たないという危険性をはらんでいます。

 そこで、早めに良い苗をゲットしておき、自宅で一回り大きいポットに植え替え、良い環境で苗を充実させるのが成功への秘訣なのです。ホームセンターで小さなポットに入れられ、窮屈な思いをして2週間過ごした苗と、ゆったりした間隔、大きめのポット、風通しと日光を十分に確保して同じ期間を過ごした苗、どちらが元気一杯か、見るまでもないことです。

 見るまでもないと言いつつ、見てみましょう。

買ってきた苗

植え替え後

 今日、ホームセンターのチラシを見て、朝一番に苗を買ってきました。一回り大きな、黒のポットに【さし芽種まきの土】で植え替えます。ポットの色は、地温を上げるため、黒にします。

 買ってきて、すぐに植え替える暇がなければ、しばらくそのままにしていても大丈夫です。突然冷え込んで、朝霜がかかることのないよう、屋根のある所に置きます。

 我が家はテラスにスモークの屋根をつけているので、日光は強すぎず弱すぎず、よい加減になっています。(この屋根は、蘭のためにつけたのですが、野菜の苗置き場としても最適だといまさらになって喜んでいます。)後は土が乾きすぎないよう、様子を見ながら水やりをします。水やりと平行して、植え替え数日後から植え付けまでの間、住友液肥の希釈液を週1で与えます。これで、安心して他の作業に集中できます。

 さあ、これを読んだら、急いでトマトの苗を買いに行きましょう!!

 ちなみに、この、苗を買ってきてから自宅で大きくして植え付ける方法は、『はじめての野菜づくり12ヶ月』(坂木利隆氏著、(社)家の光協会発行)で学びました。

 いま坂木氏のお名前を書き込んでいて思いだしたのですが、『NHK野菜の時間』4月号テキストに坂木氏が紹介されていました。「野菜は趣味ではない。実益である」という坂木氏の理念は私の【どっさりがっつりコスパフォ】と同じ考え方です。『はじめての野菜づくり12ヶ月』には100種類の野菜の育て方が絵入りで紹介されている、私のバイブル書なので、その著者が野菜は実益だとおっしゃっていることに、なんともいえない驚きと喜びを感じています。

 

 

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