Category: 測定結果(食品)

千葉県産落花生検出

 千葉に旅行に行った際に買って来た千葉県産の落花生を測ってみたらセシウムが検出されました。

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 セシウム合計で4ベクレル超ですが、誤差もあまり変わりません。ただスペクトルを見ると確かにありそうです。

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 念のため測定時間を少し延長してみました。大きくは改善できませんが、少し良くなりました。

 セシウム137:2.4ベクレル(±1.8:検出下限1.5)
 セシウム134:1.7ベクレル(±1.6:検出下限1.3)

煎り豆不検出

 大豆は米などよりセシウムが移行しやすいようなので、黒大豆の煎り豆を測ってみました。含まれていれば、水分が少ない分高く出るはずです。

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 20時間測定して不検出でしたが、温度が変化している可能性があるので後からチューニングを触ったら、数字が出てしまいました。ただ、ピークがほとんどわからないので、間違っている可能性が高いです。

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 測定結果確認時の温度

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 過去の最高気温。0.5度の変動です。バタバタしていて測定開始時にリセットしていないので、実際より高く表示しているかも。

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 ちゃんと測らないと意味が無いので、チューニングしました。

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 もう一度後からチューニング試してみます。何か変なグラフに。ピークがほとんど無いので違うポイントを選んでしまったようです。

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 後からチューニングがその後の測定に影響しているみたいなので、念のため再チューニング。

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 今度は10時間で測定し、終了直前で不検出。Cs134が0.00CPSなので、不検出間違いないようです。

昨日収穫した上田手塚の小麦不検出

 小麦を収穫したので、測定してみました。

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 麦の方が米より移行係数が高い傾向があるので気になっていたのですが、問題無く不検出でした。

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 現在の測定箱の中の温度。やや高いので、少し下げたいと思っています。

上田産の小麦不検出

 農繁期で忙しいので、久しぶりの測定結果です。上田産の全粒(ふすまも含んだ挽く前)の小麦です。

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 1時間では検出限界が高かったので、10時間延長して計11時間測定しました。麦は米より高めに出ている地域が多いようなので気になっていましたが、幸い不検出でした。

 以下測定時の温度変動です。実は農作業が忙しくて数日間放置してしまったのですが、ほとんど温度変動していないことが分かります。最初に校正もかけているので、測定精度が担保されます。

 現在測定室内の温度は22度強です。安定しているという意味では問題無いのですが、生ものの測定では温度が低い方が醗酵等のリスクが下がるので、測定室の温度を下げる試みをしたいと思っています。

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東京駅で買ったおつまみ

 出張の帰りに、東京駅でビールと一緒におつまみを買いました。ホタテ貝の貝柱とか、さつま揚げ、柿ピーナッツなど。

 ちょっと口にしたのですが、安全性に関する不安が頭をよぎり、ほとんど持って帰りました。

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 幸い不検出でした。検出下限がセシウム合計で8.7ベクレルなので、充分安全とは言えませんが、波形的にも出ていないし、沢山食べるものではないので個人的には許容範囲かと。ちょっと安心しました。

九州っぽいお菓子の測定

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合原有機農園の豆を測ってみました

 鞍掛豆という、地元では浸し豆にしたりする豆です。

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 幸い不検出でした。豆の重量は700g

測定の実際(灰と落花生の例)

 講習会が終わった後、ペチカの灰を正確に測定してみました。夜セットし、朝まで8時間測定してみます。朝、結果を見に行く時に、入れ替えに千葉県産の落花生を測定します。参考になるよう、落花生の測定手順を記録しておきます。

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 測定する落花生。

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 まずマリネリ容器の汚染を防ぐため、外側をポリ袋で覆います。ポリ袋のサイズは、横幅25センチがちょうど良いようです。縦の長さですが、35センチで使えますが、もう少し長い方が余裕があります。

 マリネリ容器の底には、センサーが入る大きな窪みがあるので、センサーがつっかえないよう、充分余裕を持たせます。

 次にマリネリ容器の内側にポリ袋を入れます。検体(今日は殻付落花生)をぎっしり入れます。沢山詰めるほど正確に測れます。本当は殻を剥いて可食部だけ測った方が精度が高いのですが、時間が無いので殻のまま。剥いた落花生もあったので、こちらは包装ごと入れてしまいました。皮を剥いて細かく砕いてぎっしり詰めるのが正しい測り方です。

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 何かでこぼれたりしないよう、袋を密閉します。縦が35センチのポリ袋だと、結ぶ余裕は無いので、輪ゴムで閉じます。液体や灰のようにこぼれたり舞い上がったりしやすいものは、35センチのポリ袋では無理でしょう。そういうもののためには、もう少し大きなポリ袋を用意して下さい。

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 マリネリ容器の蓋を閉めます。

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 マリネリ容器全体をもう1枚のポリ袋で包みます。検体を詰めている際に、外側のポリ袋を汚染している可能性があるので、それによる測定器の汚染を防ぐためです。上から被せて、下のセンサーの穴に入れても、ポリ袋に入れてマリネリ容器の上で結んだり輪ゴムで閉じても、蓋が汚染されない処置をとっていた場合は、蓋をする前に袋に入れてから、蓋をしても構いません。薄手のポリ袋2-3枚なら、その上から蓋を閉めることができます。

 ここで重量を測定します。マリネリ容器とポリ袋3枚の重量は150グラムなので、測定した重量から風袋の重量150グラムを引いた数字をメモして測定室に向かいます。

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 測定室では昨日セットした灰の線量が出ています。昨日も出た、セシウムの比率がおかしい、という警告が出ています。それより、測定ピークのチューニングがずれていますね。チューニングし直しが必要です。

 幸いなことに、非電化工房の測定器に付属するソフトには「後からチューニング」という機能があるので、測定し直す必要はありません。

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 ハッチを開けて温度を確認します。現在5.2度。

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 最低温度は4.5度だった模様。昨晩はマイナス6度まで下がったようですが、それでも1度しか下がっていません。

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 最高温度は5.3度。今の温度です。断熱しているので、人がいるだけですぐ温度が上がりはじめます。

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 さて、問題の測定区間の再チューニングです。

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 画面右下の枠内左上の「後からチューニング」ボタンを押すと、再設定画面が出ます。

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 3本の線をカーソルで掴んでドラックし、3つのピークに合わせ、「OK」ボタンを押すだけです。

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 するとすぐに再計算結果が表示されます。良くできてますね。それはいいのですが、わが家の灰にセシウム合計で223ベクレルも線量があり残念です。しかもセシウム134が少ないので、半分が福島由来、半分がチェルノブイリ由来とは・・・。

 それなりに薪には気を付けていますし、薪の段階では1ベクレル程度ですが、200ベクレルの灰が舞い上がっているのを吸い込んでしまう機会はしょっちゅうあるわけで、もう少し管理レベルを上げる必要があるようです。

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 断熱箱のハッチを開け、検体(灰)が入ったマリネリ容器を取り出します。

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 センサーが見えます。この上に重いものを落としたりして壊さないよう気をつけましょう。

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 落花生が入ったマリネリ容器をセットします。多分大丈夫とは思いますが、ポリ袋が上にはみ出し過ぎていると、蓋を閉めた時に破れてしまうかもしれません。でも指で押さえて蓋を閉めたら指を切ってしまった、ということが無いよう、注意して下さい。

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 蓋を閉めて、「新規測定」ボタンを押して測定開始です。

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 検体の情報を入れるウインドウが表示されます。測定時間、検体重量、検体名、採取場所、採取日時(初期値は今の時間)などを入力します。備考欄には何を書いてもかまいません。実際の採取日時を入れると、採取日の線量がどれ位だったか計算してくれる機能があります。

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 「測定開始」ボタンを押すと測定が始まります。赤いグラフはバックグラウンド値です。青い線が実測したガンマ線の数です。赤より上の青い部分が検体からの線量ということになります。

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 2時間経ちました。素晴らしい、「不検出」です。2時間(7200秒)測定して、検出下限が総セシウムで6ベクレルです。検体が軽いので検出下限が上がってしまいます。もう少し精度を上げたいので、測定時間を延長することにしました。

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 モアレが出て見にくいですが、画面の真ん中位の「続きから測定」ボタンを押します。

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 何秒延長するか入力して「測定開始」を押します。4時間延長してみました。これで測定下限がどれ位になるでしょうか。結果が楽しみです。

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 4時間後の結果です。検出下限がセシウム合計で4.9ベクレルでも不検出でした。時間の平方根(ルート)に比例して精度が上がるので、精度を倍にするには4倍の時間が必要です、重量には直接比例して精度が上がるので、沢山詰め込むことの重要さが分かります。

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