Category: 放射線測定器

場所作りとクーラー取り付け

 今日も尾崎さんに手伝ってもらい、測定室の設置準備をしました。予定場所に棚があり、設置に邪魔なので移動します。

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 まずは棚に入っているものを降ろします。引っ越した時から詰め込まれたままの一見ガラクタの数々。

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 棚が空っぽになりました。これで取り外せます。

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 別の場所に棚を取り付け、出したものを仕舞いました。棚の位置が変わったので、収納力が少し下がり、入らなくなったものが出てしまいました。また狭くなって困りますが、整理して減らしましょう。

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 クーラーと設置のために壁に開けた穴。

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 削って収まるようにするのにちょっと苦労しましたが、無事設置できそうです。尾崎さん、御苦労様でした。

空間線量測定

放射線測定器を設置する場所を用意する前に、まずその場所の線量を量りました。

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外壁の線量を測っているところ。

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測定結果のメモです。

測定室の壁を張るのに、強度的には構造用合板がいいのですが、木材は遮蔽にはほとんど役立たないので、5割位比重が高い石膏ボードを検討しています。でも石膏自体に線量がある可能性があり、石膏ボード表面の線量と空間線量を比較してみました。

今回の測定結果からいうと、石膏ボード自体の線量は高くなさそうですが、もう少し調査した方が良さそうです。

水到着

 測定器の環境線量を下げる方法を検討しました。何らかの遮蔽体で囲むのが基本です。比重が大きいほど良いようです。色々調べましたが、結局一番安いのは水ということになりそうです。

 水は比熱も大きいので、温度を一定に保つのにも役立ちそうです。ただ、どうやって水の壁を作るか悩みました。最後に、水を入れたペットボトルを並べることを思いつきました。万一漏ると断熱が効かなくなるので、やや値は張りますが、長期保存用の水を購入することにしました。

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 というわけで水が到着しました。段ボール10個で120キロあります。

測定室の設計

 昨日の午前中も引き続き測定室を作るための工事の予定だったのですが、夜塩田平にしては大雪が降りました。20センチちょっとですが、12月にこんなに積もるのは10年に1回ぐらいです。

 雪掻きしたり、パートナーが運転が怖いと言うので、老人達をデイサービスに送って行ったりで、午前中はつぶれてしまいました。午後も出張だったので、1日遅れてしまいました。

 測定器を置くだけなら、コンクリートの床に直置きが一番簡単なのですが、測定器は温度変動に弱いのと、環境からの放射線をできるだけ減らしたいので、ちょっと面倒です。まず外壁を100ミリの断熱材で断熱し、その中に測定器を入れる100ミリ厚の箱を組み、その箱も100ミリの断熱材で断熱します。

 さらにその内側を、放射線を減衰できる物で囲もうと思って調べてみたのですが、安価で良い材料がありません。重いほど良いらしいのですが、重い物は大体高価です。わが家にレンガは沢山あるのですが、何とわが家のレンガは線量が高いことがわかりました。コンクリートも線量が高いことが多いそうで、なかなか良い方法を思いつきません。

 石膏ボードも持ってみると非常に重いものなのですが、比重を調べると水より軽い。ということは、水が一番簡単な遮蔽材と言うことになりそうです。将来漏れてしまうこともありそうで、そこがちょっと気になります。ペットボトルの保存用水を並べることで、とりあえず対応し、定期的に交換することにしようと思います。

 測定器自体は600×450ミリあれば設置できますが、壁も床も300ミリ以上になるので、最低1200×1050ミリの床面積が必要になります。遮蔽体の水のペットボトルも100本以上必要なようです。

 大体イメージができたので、間柱の取り合いと、面材の割り付けを検討していますが、思っていたより複雑な構造になりそうです。

蓋と対面

 やっともう一つの段ボールを開いてみました。

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 蓋と、センサーの下を塞ぐ板が入っています。板は薄いので、底からのノイズには弱そうです。何か対策が必要かもしれません。置き場所を決めて使ってみないと分かりません。

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 蓋を箱から出しましたが、すごい重さでした。3-40キロありそうです。遮蔽容器についていたスレッドと、組み立て用工具を返送するための伝票が入っています。リユースできるわけで良い考えです。

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 早速梱包しました。同じ工具はわが家にもあるので、そのまま返送します。

クーラー取り付けの穴開け

 測定中の温度変動を減らすための断熱工事をはじめましたが、その前に、夏場の高温対策にクーラーを設置します。測定室の容積が小さいので、小型の物で十分と考え、中古のウインド型クーラーを買いました。

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 尾崎さんが手伝いに来てくれ、クーラーを付ける穴を開けてくれています。手前においてあるのがクーラーです。

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 ガレージ全体も断熱しておく方が良いので、その間に天井部分の断熱工事をやりました。

測定室の断熱工事開始

 設計は進みませんが、断熱が必要なことは分かっているので、まずは断熱を進めましょう。

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 壁の断熱からですが、筋交いが邪魔なので、断熱材を筋交いに合わせてカットしました。

放射線測定器到着

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 今日昼前、非電化工房製の放射線測定器が到着しました。遮蔽体の鉛容器が一番重く、どういう形で来るのかと思っていましたが、ビニールを巻いただけの裸で到着しました。付属品の段ボール箱も小さいのにすごく重い。

 到着時は田んぼに遅れている稲刈りに行っていました。人手が必要なら戻るつ
もりでしたが「2人で来ているので降ろせる」とのことで「できればパレットの上に降ろして下さい」と伝えてお任せしました。

 車輪が付いているので移動できたようですが、道路の上しか移動できなかったようで、道ばたに置いて行きました。うちの特殊なフォークで吊って移動しましたが、結構難儀しました。

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 もう一つ、大きな段ボールが到着しました。これも重い。

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 吊り上げ用のスレッドが付いていたので、ついそのまま吊ってしまったのですが空中でひっくり返ってしまいました。しまった。とりあえず屋内に入れてから向きを変えようと思ったのですが、スレッドが長過ぎてフォークが天井につかえてしまい中に入りませんでした。

 ハンドウインチで反対側を引いて真っ直ぐにして一度降ろし、うちの短いスレッドで3点吊り直し、フォークで吊ってガレージの中に入れました。ガレージはコンクリートなので、あとは押せば車輪で移動できるでしょう。住宅やパネルバンで重量物を扱う時はいつも上下のクリアランスで苦労します。

 クレーンはよくブームを上げる余裕が無くて使えません。周囲がコンクリ張りで水平で、段差も無ければ台車でも移動できるのですが、住宅でそういう作りはまれですから。普通の人が測定器を設置するのは大変でしょう。わが家は1階と2階に自分で薪ストーブを搬入したのでそれなりのノウハウがあります。

 それはともかく、荷物を開けて設置要領などを確認したいところですが、収容だけで疲れてしまったので、後は明日の仕事にします。

食品測定室の場所作り一段落

 昨日に引き続き、友人にお手伝いいただいて物置の片付け。

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 当面使わないものを搬出します。

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 設置予定場所に保管されていた材木類も搬出。

 材木の後ろにペアガラスがしまってありました。ガラスの運搬は手間なので、物置の中で移動させることに。とりあえず体制はできたので、測定器の実物を見てから収容方法を考えることにします。

放射線測定器を設置するための大整理

 長野大学の古田先生が中心になって、食まちネットで安全な食品を提供するために、食品のガンマ線の測定器を導入することになりました。

 放射能に詳しいということで相談を受けていたのですが、設置場所がなかなか見つからない、ということで、わが家の物置に設置することになりました。

 わが家の物置は家の中にあり、車を入れることも、工作室として使うことも、味噌や漬物などを仕込む場所にも、冬期に野菜を保管する倉庫にも使えるように設計したのですが、実際にはただの物置として、野菜や味噌、野沢菜とガラクタが詰め込まれ足の踏み場もありません。

 近所に物を置ける場所も借りているので、農業関係や家の作りかけの材料などはそちらにまとめることにして、畳何枚分かの場所を空けることにしました。

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 軽トラに荷物を積み込んで搬出します。

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 大分搬出してもまだこの状態。

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 物置前の屋根の下のものもこの機会に片付けたいものです。

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 中が見通せる程度にはものが減りました。

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 冬に備えて白菜や大根がコンテナなどで50個ほど運び込まれたので、それなりに一杯ですが、整理のために出したものも多いので、何とかなるでしょう。続きは明日ということに。

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